26器質性構音障害に関連する疾患 ── ③舌の異常(1)41無舌症・小舌症について空欄を埋めなさい。●無舌症,小舌症は極めてまれな(①)である。●著しい歯列弓の狭窄や(②)がみられる。●舌機能が損なわれることにより,哺乳障害,(③),構音障害を呈す。●音響学的な特徴として,母音フォルマントのうち(④)が総じて高くなる。2巨舌症について空欄を埋めなさい。●先天的なものとリンパ管腫など(⑤)により肥大化したものに大別される。●高度の巨舌は,(⑥)による窒息や呼吸障害などを呈する。●口腔内所見では,巨舌に伴う歯列不正や(⑦)がみられやすい。●構音では歯音,歯茎音が障害されやすく,(⑧)化がみられやすい。●臍帯ヘルニア,巨舌,巨体を三主徴とする常染色体劣性遺伝病として(⑨)症候群が知られている。3舌小帯短縮症について空欄を埋めなさい。●通常,新生児の舌小帯は太く短く,舌の(⑩)についている。●舌小帯は成長とともに長く引き伸ばされ,しだいに舌の中ほどへと(⑪)していく。●(⑫)の可動域が障害されることで,哺乳障害や構音障害を呈すことがる。●構音への影響は,(⑬)が最も障害されやすい。●口腔機能への影響がない場合は,必ずしも(⑭)の対象にはならない。HINT▶母音の音色は,フォルマント周波数で特徴づけられる。F1は開口度と対応し,F2は舌の前後の位置と対応している。MEMO▶舌小帯とは,口腔内の舌下面中央部と下顎歯肉中央部間にある薄い粘膜ヒダをいう。MEMO▶現在,「劣性」という言葉を用いず,「潜性」と表現されることもある。
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