2526小児感染症診療マスト&ベスト
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2診 断管 理予 防治 療CHART1第1章:症候別の鑑別診断生後3か月未満の発熱 鑑別診断フロー*以下ではACV追加検討(CHART参照)・生後42日未満・髄液検査異常 (細胞数増加)・中枢神経症状母子手帳の確認を忘れずに!①出生週数/体重②NICU入院歴③母体感染症・GBS保菌歴・予防抗菌薬投与歴・Chlamydia trachomatis検査④予防接種歴 (肺炎球菌,Hib)□検査異常値あり 診断した感染症に対する治療□検査異常値なし 48時間培養陰性確認まで抗菌薬加療推奨ICU入室時3セット①ルート確保&培養検査 (血液培養複数セット,カテーテル尿培養,髄液培養)②輸液ボーラス③抗微生物薬投与*▲髄膜炎を疑う:CTX(or MEPM)+VCM・ESBL産生菌を想定する場合はMEPM推奨・L. monocytogenesを想定する場合はVCMをABPCに変更▲髄膜炎は否定的:CTX帰宅再診検討帰宅再診検討NoYesNoYesYesNoNoYes原則,入院推奨精査推奨PAT不良か? またはshock vitalか?日齢21以内か?いずれかの検査で異常を認めるか?以下のすべてを満たすか?・発熱の蓋然性乏しい・病着時活気良好・家族,医師の不安なし・明らかなsick contact血液検査/培養,尿検査/培養,胸部X線特に日齢21以内の発熱では髄液検査も推奨

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