2527脳血管内治療の進歩ブラッシュアップセミナー2021
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147司会(伊藤) 5 mm~10 mmにフローダイバーター(FD)も適応が広がったのでどうするかということで,いまホットなディスカッションになるところだと思います.まず3名の先生からプレゼンをお願いしたいと思います.最初は石原先生,よろしくお願いします.■まずシンプルテクニックを考える石原 内頚動脈瘤,後交通動脈瘤分岐部以外の動脈瘤,必要以上に低リスクといわれているんじゃないかと思います. 実際に今日のIC-SHAに関してもdual ringよりdistalの5~10 mmの症例というのは,しっかり破裂リスクがあるのではないかと思います.10 mm以下の動脈瘤に関してどのくらいの再治療が必要になるのかということを考えると,今までの報告を見るとたぶんsidewallで10 mm以下でnarrow neckであればだいたい2%程度でないかという感覚です(表1).そしてAdjunctive techniqueを使ったときモデレータ(司会)伊藤 靖先生(信楽園病院脳神経外科)宮地 茂先生(愛知医科大学脳神経外科)藤中俊之先生(大阪医療センター脳神経外科)発言者杉生憲志先生(岡山大学大学院医歯薬総合研究科脳神経外科)石橋敏寛先生(東京慈恵会医科大学脳神経外科脳血管内治療部)中村 元先生(大阪大学大学院医学系研究科脳神経外科学)松本康史先生(広南病院血管内脳神経外科)竹内昌孝先生(西湘病院脳神経外科)長谷川仁先生(新潟大学脳研究所脳神経外科)吉村紳一先生(兵庫医科大学脳神経外科学講座)立嶋 智先生(ロナルドレーガンUCLAメディカルセンター脳神経外科)坂井信幸先生(神戸市立医療センター中央市民病院脳神経外科)(発言順)(2021年6月24日 本セッション抜粋)プレゼンテーター石原秀行先生(山口大学大学院医学系研究科脳神経外科学講座)大石英則先生(順天堂大学医学部附属順天堂医院脳神経外科・脳神経血管内治療学講座)石井 暁先生(京都大学医学部附属病院脳神経外科)脳血管内治療ブラッシュアップセミナー20215~10mmの内頚動脈傍前床突起部動脈瘤 (ICA paraclinoid AN)の治療方針ラウンドテーブルディスカッションディベート 私はこうする(1)

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