2533術中脳脊髄モニタリングの指針2022
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vたは経頭蓋的に刺激し末梢の筋より記録した誘発電位という意味に使用している.一方で,脊髄から記録した電位も含め運動路の誘発電位の総称とすべきとの意見も根強くあった.このような用語の定義に関しては,国際的な論文でも統一された使用がなされておらず,今後も検討が必要と感じている. 本書は,今後,認定医制度の移行措置が終了し,筋電図や脳波の専門医制度と同様に試験が開始された場合には,出題される問題のレベルを規定する教科書としての役割をはたすことも想定し執筆されている.今後,本書が,術中脳脊髄神経モニタリングを始める初心者から,現在モニタリングを施行しながら研究している専門家まで,広く読まれ,わが国のモニタリングの標準化やレベルの向上の一助となればこれに勝る喜びはない.将来のわが国のモニタリング界の発展とその技術の向上をもって,手術を受ける患者の安全性の向上に役立つことを祈念し本書の序文といたします. 2022年6月吉日日本臨床神経生理学会理事日本臨床神経生理学会術中脳脊髄モニタリング小委員会委員長齋藤貴徳

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