2540小児科ですぐに戦えるホコとタテ
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1評価・・ あらゆる状況で,小児科診療はpediatric assessment triangle(PAT)から始まる.・・特にPATを意識すべきは,外来の待合室と診察室である.・・約3秒で,A外見・B呼吸・C循環を評価する.a外見(A:Appearance)・・ 外見から意識レベルを評価する.筋緊張や表情,視線が合うか,泣いているかがヒントとなる.「外見」にこだわらず,触れてみるアメリカ心臓協会は,子どもに触れることなく評価するよう指導しているが,筆者は「外見」という言葉を重視しない.外見からの判断に迷うときは,声をかけたり,肩や足の裏を叩いたりして,反応を確認している.・・ もし反応がなければ,人を集め(抱っこできる体格なら,小児科処置室または救急外来に運び込んだほうが早い),呼吸と心拍を確認する.・・ 当然だが,けいれんは外見から意識レベルを評価していることになる.全般発作であれば反応はないので,上記と同様に人を集め,呼吸と心拍を確認することになる.b呼吸(B:breathing)・・ 聴診器やパルスオキシメーターがなくても,呼吸状態はある程度評価できる.第一印象13

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