2540小児科ですぐに戦えるホコとタテ
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症候学Part B・・症候学に入る前に,まず「体系的アプローチ」で可能な限り患児の状態を安定させておく.・・「体系的アプローチ」を省略して症候学からスタートしてはいけない.一方で,病名の診断に自信があるのなら,「症候学」を省略するのはよい(体系的アプローチ→各論はOK).・・ウイルス性上気道炎と,ウイルス性胃腸炎は,迅速検査で何かウイルスが検出されている状況を除いて,診断に自信があるはずがない.必ず症候学を経由する(たとえば,発熱・鼻汁の児を,発熱と鼻汁の症候学を経由せずにウイルス性上気道炎と診断してはいけない.同様に,発熱・嘔吐も前医でロタウイルス陽性などの情報がない限り,症候学を経由せずにウイルス性胃腸炎と診断してはいけない).

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