2548血液検査×総合診療
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58Part A 検査所見からのアプローチ症を考える.▲▲薬剤が原因であることも多く,好中球減少以外に白血球分画に異常がなく,新たな薬剤使用歴があれば薬剤性を疑う.What to do 対応は?➡経過観察とし,後日,血算を再検する.健康診断の4日後に再検し,白血球3,300/µL(分葉核好中球58.5%,好酸球3.5%,リンパ球28.5%,単球9.5%),Hb 14.9 g/dL,血小板22.6万/µLとほぼ正常化しており,Practice 1では,ウイルス感染症が原因の一過性の白血球減少だったと診断した.b.白血球減少の対応・・減少している分画と,白血球減少をきたした原因によって重篤性・緊急性は異なる.・・好中球減少の場合は,好中球数が1,000/µL以上なら緊急性は低いが,500/µL以下で発熱を認める場合は緊急の対応が必要である(→ 好中球減少[p.58]).・・ウイルス感染による一過性の好中球減少と考えられれば,経過観察で問題ない場合が多い.白血球減少のポイント・白血球減少をみたら,どの分画の白血球が減少しているか確認する.・好中球減少が大部分で,ウイルス感染によることが圧倒的に多い.・高度の好中球減少で発熱があれば緊急の対応が必要である.1-2 好中球減少のBasic & Practice1)好中球減少のBasic・・末梢血の好中球数(分葉核好中球+桿状核好中球)が1,500/µL未満に減少した状態を好中球減少とし,好中球数1,000~1,500/µLを

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