61Ⅱ－1 白血球減少What to do 対応は？➡すぐに連絡して再受診してもらう．a．好中球減少をみたら5～9）・・緊急の対応が必要か（患者の状態，感染症の合併・リスク，異常細胞の存在など）についてまず評価する．・・感染症のリスクは好中球減少の速さ，持続，原因により異なり，好中球減少が急速に進行するほど，好中球減少の期間が長いほど感染症を合併するリスクが高い．・・一般に，好中球数が1,000/µL以下になると感染症を合併しやすくなり，500/µL以下になると重症感染症を合併しやすい．・・好中球減少で，発熱を伴う場合は緊急の対応が必要で，高度な好中球減少に感染症を合併した場合には，血液培養を含む各種培養，抗菌薬投与を迅速に開始する必要がある．・・明らかな感染症が特定されなくても，500/µL未満の好中球減少時の発熱は発熱性好中球減少症（FN）として内科エマージェンシーとして対応する．・・白血球分画で異常を認めたり，貧血・血小板減少も伴っていて，急性白血病などの重篤な血液疾患が疑われる場合も緊急の対応が必要である． 図A-7 好中球減少のアプローチ生化学検査免疫検査骨髄検査など感染性薬剤性原因として疑われる薬剤使用歴血液疾患自己免疫疾患など好中球減少慢性特発性好中球減少症薬剤性感染症状感染性一過性持続性慢性ありありなしなし診断（＋）診断（－）
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