2560向精神薬処方ストラテジー マスト&ベスト
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iiiような内容になったと思っています.また,本書を執筆するにあたり,精神科診療の診断や治療においての基盤となる知識やセオリーはすでに普遍的なものを中心にしていることや,学術的なエビデンスがないものであっても中堅の精神科医であれば共通の認識と考えられる内容を基に構成していること,さらに本書は精神科初学者に向けた入門書かつ教科書的な役割をもたせた内容であることからも通読できることも重要と考え,都度のリファレンスは割愛しています[筆者の知識に間違いがないかを確認するのに,『DSM-5®精神疾患の分類と診断の手引』(医学書院),『ICD-10 精神および行動の障害 臨床記述と診断ガイドライン』(医学書院),『現代精神医学事典』(弘文堂),『カプラン臨床精神医学ハンドブック 第4版―DSM-5®診断基準による診療の手引―』(メディカル・サイエンス・インターナショナル)を用いました].本書がこれからの精神科医療の中心となられる若い世代の精神科医師にとって有用だという評価が得られれば幸いです.2022年8月姫井昭男

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