第7章 複合的な原因によるむくみ第7章 複合的な原因によるむくみ40歳代に急性心不全で入院し，心房細動・僧帽弁閉鎖不全症の診断となった．内科的治療が行われていたが心不全急性増悪を繰り返し，1年前に僧帽弁形成術とメイズ手術が行われた．それ以降は安定しており，現在はNYHA分類 II度である．体重変化や浮腫の増悪はない．定期外来で受診した．328既往歴内服歴金城紀与史 図1 慢性心不全患者の両下肢両下腿に浮腫はほとんどない．両下腿～足の皮膚は褐色調になっており，表在静脈が拡張している（矢印）慢性心不全で何回も入院している患者の両下肢浮腫．慢性心不全，高尿酸血症エナラプリル，カルベジロール，スピロノラクトン，フロセミド，ワルファ鑑別に注意病態に注目ケースサマリー現病歴とこれまでの経過症例50歳代男性 慢性心不全，両下肢浮腫色素沈着を伴うむくみ68
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