2579新現場で役立つラクラク成長曲線
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e.その他6頭長,頭幅,肩幅,骨盤幅などです.頭長,頭幅は,生後数年間の成長に関心が集中します.c.周■■■育■■頭囲,胸囲などからだの各部の周囲の増大を意味します.対応する計測項目は頭囲,胸囲,上腕囲などです.頭囲は神経系の発達も反映します.上腕囲は栄養状態の評価においてよく用いられます.d.量■■■育■■からだの量的なものの成長で,体重がその代表的なものです.皮膚および皮下脂肪の厚さを問題にした皮下脂肪厚,体表面の広さを問題にした体表面積など,さまざまな計測項目により把握されます.成長においては総合的な把握も必要です.からだの成長は決して同じようなペースで大きくなっていくものではありません.長育と幅育では成長の盛んな時期がずれているため,いわゆるからだつきは成長経過中にずんぐり型になったり,やせ形になったりします.また,頭部と身長の割合,上肢や下肢の長さなどもからだつきの変化に影響を及ぼします.父母の体格と子どもの体格の間の類似性はよくみられます.成長を評価するうえで,父母の体格を考慮することも重要です.同胞間にも相関があり,二卵性双生児,一卵性双生児となるに従って,さらにその係数が増します.体格の家族内相関においては,これが純粋な遺伝的な要因だけのものではなく,食生活をはじめとして,同様の生活環境をもつという後天的な環境条件も関係していることも考慮する必要があります.また,からだの成長は,内分泌機能により影響を受けます.成長ホルモンは骨の成長だけでなく全身的な代謝作用を通じて成長を促進します.内分泌と代謝による成長の促進も,内的要因の一つと考えられます.乳幼児の成長と栄養状態の関連は明瞭であり,食料が十分に得られない環境では,慢性的低栄養状態が易感染性を合併して成長に大きな影響を及ぼすこともあります.わが国における戦後の乳幼児の体位向上は栄養方法の技術的進歩や食生活の改善によるものと考えられます.最近の食生活環境においては,むしろ栄養過剰に関連した肥満児の問題がクローズアップされています.短期の急性疾患の罹患は一時的な体重減少あるいは体重増加不良を起こしますが,治癒とともにその回復が起こります.成長不良を症状とする疾病の場合,その治療に成功すれば成長を取り戻すことができます.慢性的な低栄養状態に伴う反復的な疾病罹患は継続的な成長不良をもたらします.わが国をはじめとして温帯に属する国は程度の差はあれ四季があり,身長の増加は春に著しく,体重の増加が秋に著しいという傾向は,全年齢に共通です.気象条件あるいは季節に伴う二次的な生活上の変化も考慮に入れる必要があります.社会経済的に恵まれた環境においては概して成長が良好ですが,実際には社会経済的条件の定義は非常に難しいものです.体位の経年変化には戦争による影響や.食糧不足による栄養の影響が最も大きかったと推測されます.不適切養育など,養育環境が子どもにとってストレスが大きいものであると成長不良を起こしうる● ● ● A 成長曲線って何? 2.環境要因3 健全な成長に必要な要因1.内的要因

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