2） 本人が受けている不利益に周囲が気づか1）支援を拒む傾向 境界知能の人は，困り感を示さないため，学業不振や仕事を与えられて失敗してしまうことや，自分の責任として受け止めてしまい，知的なハンディ自体を本人が否定して支援を避けてしまうという背景がある．5．支援に結びつけるための課題図1図2Ⅲ章各論－神経発達症（発達障害）〔宮口幸治：境界知能と発達障害．発達障害医学の進歩2023；34：5から一部改変〕〔NHK大阪「関西熱視線」番組資料より作成〕IQ1008570IQ分布約14％＝1,700万人境界知能知的障害7055IQの分布85発達障害グレーゾーン正常域境界知能知的障害発達障害の傾向平均的100115130ボーダーかつグレーゾーン発達障害145強い 発達障害のグレーゾーン6 境界知能，ボーダー，グレーゾーン 47 人に嘘をつかれたり担がれたり，笑いものにされたりすることも多いが，だまされてしまいトラブルに巻き込まれることも少なくない．他者との関係構築のため，誘われて不適切な行為を行っても，そのことで人に評価されると思い込み，そのような行動を助長して非行に走ったりすることもあるが，ここでも懲罰的な対応でない
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