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診断と治療社 | 雑誌詳細:産科と婦人科

産科と婦人科

精選された情報満載読者各位にとって欠かすことができない情報をタイムリーに提供. 「生殖おもしろ話」・「外界事情」・「青い血のカルテ」・「産婦人科診療 私のコツ」など連載も充実.

抜群の読みやすさオール2色刷り.一目でキーポイントがわかるレイアウト.

充実したラインナップ日常診療の場で即役立つ「増刊号」を年各1冊発行.日進月歩で激変する医学界のキーワードを読み解き,読者各位の壮大な負託に応えるべく「産科と婦人科」は微力を注ぎます.

2024年 Vol.91 No.7 2024-06-19

どうする? 産婦人科救急-ハイリスク患者の周術期管理-

定価:3,190円(本体価格2,900円+税)

冊 

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掲載論文

企画 宮城悦子

Ⅰ.どうする?緊急帝王切開の決断から術後管理
1.周産期の危機的出血,ショックバイタル症例へのチーム医療―ICU入室まで― / 谷口隼人
2.産科危機的出血のトータルケア―産科医の立場から― / 小畑聡一朗・他
3.癒着胎盤が予想される妊婦が破水・胎児機能不全等で緊急手術になる場合の対応のポイント / 熊谷麻子・他
4.陣痛発来後に母体の脳血管障害に遭遇した場合の対応 / 吉松 淳

Ⅱ.どうする?腹腔内出血の周術期管理
5.異所性妊娠の腹腔内出血への対応と管理のポイント / 明樂重夫・他
6.卵巣出血への対応―待機もしくは手術の見極め― / 北島道夫
7.手術予定患者の卵巣腫瘍破裂への対応 / 五味陽亮・他

Ⅲ.どうする?細菌性腹膜炎疑い患者の周術期管理
8.妊娠合併虫垂炎への対応 / 西島浩二・他
9.婦人科患者の骨盤腹膜炎・汎発性腹膜炎への対応 / 宮﨑博章
10.血管新生阻害薬治療による腸管穿孔への対応 / 櫻井 静・他

Ⅳ.どうする?早期の手術が必要な重症合併症婦人科患者の周術期管理―主治医とのコミュニケーションの視点から―
11.慢性呼吸器疾患を合併した婦人科患者への対応 / 岡原修司
12.コントロール不良の糖尿病を合併した婦人科患者への対応 / 田村貴彦
13.急性期肺血栓塞栓症を合併した婦人科悪性腫瘍患者への対応 / 山本 剛
14.治療前の中~高度心機能障害を有する患者への対応 / 安藤太一・他
15.中等症~重症の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応 / 加藤英明

連 載
漢方よもやま話 第7回
乙字湯 / 能㔟充彦

弁護士が答えます!法律にまつわるあれこれ
医療ADRとはどんな制度でしょうか? / 山田隆史

専門医・認定医をとろう!私の体験記 第13回
周産期専門医(母体・胎児)(日本周産期・新生児医学会) / 針金永佳

症 例
妊娠初期に間葉性異形成胎盤を疑い,生児を得た1例 / 杉野健太郎・他

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ねらい

 産婦人科の臨床現場では,少なからぬ頻度で「緊急手術?」「待機してから手術?」「保存的治療可能?」などの重大な判断を短時間で必要とする患者に遭遇します.また,迷うことなく緊急手術の適応があるにもかかわらず,合併症の評価が十分に行われていないこともあります.今回,産科・婦人科の領域にまたがり,そのような患者への最適なマネジメントについて学ぶ企画としました.臨場感満載での執筆をお願いし,診療科を超えて必要なコミュニケーションのポイントにも言及していただきました.
 まずは,産科ハイリスク患者の危機的大出血のトリアージについて,救急対応から緊急帝王切開の決断,術後管理までのトータルケアにはじまり,各論としても癒着胎盤と脳血管アタックが疑われる症例の緊急帝王切開手術についての考え方を取り上げました.そして,産婦人科救急としてしばしば遭遇する腹腔内出血では,直ちに手術が必要,あるいは待機できるとの状況判断は,患者への侵襲を考えた場合クリティカルポイントとなります.異所性妊娠,卵巣出血,卵巣腫瘍の破裂時の対応を概説いただきました.さらに,産婦人科領域に特有の骨盤腹膜炎・汎発性腹膜炎を取り上げました.腹腔鏡手術を選択する場合もあると思いますが,病態によっては広範囲の開腹ドレナージが必要になることもあります.また,近年,ベバシズマブ使用後に不顕性の腸穿孔をきたしている患者にも遭遇しますので,適切な診断,治療のポイントについて,経験を踏まえて解説いただきました.また,急ぎ手術が必要なハイリスク患者について,慢性呼吸器疾患,コントロール不良の糖尿病,急性期肺血栓塞栓症,心機能障害を合併した場合の管理を取り上げました.いずれの合併症とも,内科・麻酔科・主治医間で,手術の必要性や侵襲度に関するコミュニケーションが欠かせません.COVID-19肺炎では,いまだに高齢者や合併症を有する患者では中等症以上の肺炎をきたすこともあり,治癒まで待てない産婦人科救急の周術期管理を一般病院で行うことも増えると考えます.
 クラシックな産婦人科救急患者の取り扱いの原則から,エビデンスに基づく最新の考え方など,産婦人科救急のクリティカルポイントに関する最新情報を満載いたしました.短時間に,しかも安全で適切なディシジョンメイキングに必要な情報について,改めて知識を整理し,臨床現場で直ちにお役立ていただければ幸いです.

(横浜市立大学医学部産婦人科学教室 宮城悦子)

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2024年 Vol.91
No.8 特集/PMS・PMDDのすべて最新号
No.7 特集/どうする? 産婦人科救急-ハイリスク患者の周術期管理-
No.6 特集/周産期メンタルヘルスを深掘り!
No.5 特集/女性のライフコース疫学研究[日本ナースヘルス研究(JNHS)]のすべて
No.増刊号 特集/これでマスター! 最新 産婦人科ホルモン療法
No.4 特集/子宮摘出と機能障害・機能温存・機能再建アップデート
No.3 特集/婦人科がん化学療法の進化−最適レジメンと管理を考える
No.2 特集/産婦人科診療ガイドライン産科編2023改訂のポイント
No.1 特集/産婦人科診療ガイドライン婦人科外来編2023改訂のポイント
2023年 Vol.90
No.12 特集/婦人科外来診療レベルアップ−病状の評価分類と治療指針−
No.11 特集/子宮頸がんの包括的戦略
No.10 特集/血栓に強くなる−産婦人科診療に活かす最新知識−
No.9 特集/ウィメンズヘルスと栄養素・サプリメント
No.8 特集/これからの性教育−タブー視せずにポジティブに捉える−
No.7 特集/ここまで進んだ産婦人科領域の検査法
No.6 特集/「痛み」に強くなる
No.5 特集/時間の流れと産婦人科生物学
No.増刊号 特集/ここまでわかった産婦人科の病態生理
No.4 特集/保険適用になった不妊治療−できること・できないこと
No.3 特集/子宮体部悪性腫瘍の最前線
No.2 特集/超音波がもたらす産婦人科診療の新機軸
No.1 特集/産婦人科漢方ステップアップ−三大処方の次なる一手とは−
2022年 Vol.89
No.12 特集/月経困難症治療あるある
No.11 特集/産婦人科における素朴な疑問と解説(2)産科編
No.10 特集/産婦人科における素朴な疑問と解説(1)婦人科編
No.9 特集/プロゲステロン・プロゲストーゲン・プロゲスチン−黄体ホルモンのすべて
No.8 特集/ここまで進んだ産婦人科関連の予防医学
No.7 特集/産科診療の進む道-診療ガイドラインの先にあるもの-
No.6 特集/HPVワクチンのこれまでとこれから
No.5 特集/やせ・肥満と女性のヘルスケア
No.増刊号 特集/こんな時どうする?他科とのコミュニケーションガイド
No.4 特集/婦人科腹腔鏡下手術TLH/LM/LCの基本とコツ
No.3 特集/新型コロナウイルス感染症が産婦人科診療に与えた影響
No.2 特集/早産と妊娠高血圧腎症:病因・病態生理−私はこうみる
No.1 特集/外陰疾患 AtoZ
2021年 Vol.88
No.12 特集/少子化時代における就労女性の不妊治療
No.11 特集/変わる婦人科がん薬物治療
No.10 特集/帝王切開−明日からできる工夫と留意点−
No.9 特集/骨盤臓器脱(POP)のすべて−診断と治療の最前線
No.8 特集/卵巣 Up to Date
No.7 特集/婦人科がん機能温存治療のすべて
No.6 特集/OC・LEPガイドライン2020年度版を読み解く
No.5 特集/胎児モニタリング with Corona
No.増刊号 特集/画像!−エキスパート直伝 産婦人科画像診断−
No.4 特集/産婦人科医も知っておきたい歯科の知識
No.3 特集/QOLを考える
No.2 特集/これでわかる 婦人科稀少腫瘍
No.1 特集/最新産婦人科遺伝診療ABC
2020年 Vol.87
No.8 特集/プレコンセプションケアってなに?