2591腎臓内科レジデントマニュアル 改訂第9版
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3中山寺いまいクリニック 院長今井圓裕名古屋大学大学院医学系研究科病態内科学講座腎臓内科学 教授丸山彰一大阪大学大学院医学系研究科腎臓内科学 教授猪阪善隆 腎臓内科レジデントマニュアルの改訂第9版を刊行でき,執筆者の先生方ならびに編者の先生方に心より感謝します. 今回,編集者に,「エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2023」の編集責任者である名古屋大学の丸山彰一教授とともに,新しく大阪大学の猪阪善隆教授に加わっていただき,最新の臨床腎臓病学のエッセンスを漏れなく記載できたと自負しております.また執筆者も大幅に変更しており,臨床腎臓病学に必須の知識をコンパクトにまとめて提供する従来の形を維持しつつ,最新の診療情報マニュアルへとアップデートできたと確信しています. 本書の特徴は,腎臓内科学に関連するガイドラインを網羅することです.今回も「エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2023」「エビデンスに基づくIgA腎症診療ガイドライン2020」「エビデンスに基づく急速進行性腎炎症候群(RPGN)診療ガイドライン2020」「エビデンスに基づく多発性囊胞腎(PKD)診療ガイドライン2020」「エビデンスに基づくネフローゼ症候群診療ガイドライン2020」「腹膜透析ガイドライン2019」「がん薬物療法時の腎障害診療ガイドライン2022」「腎生検ガイドブック2020」「腎代替療法選択ガイド2020」「IgG4関連腎臓病診断基準2020」「糖尿病治療ガイド2022‒2023」「高齢者糖尿病診療ガイドライン2023」「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版」などを盛り込みました.それ以外にも,Kidney Disease:Improving Global Outcome(KDIGO)のガイドラインもカバーしています. また本書の特徴である,腎機能低下時の薬剤投与量の表も新薬を追加して充実させ,見やすく修正いたしました. 本書をベッドサイドや外来で参照することにより,エビデンスに基づいた正確な情報を得ることができ,臨床決断に活用していただけると期待しています. 令和5年12月 09改訂第9版の序

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