・子どもの場合も，体の各部位ごとに「FTU」のめやすで塗布量を伝えるのが便利．・具体的な量の指示をしなかった場合，保湿剤は“必要量よりも少ない量”しか使ってもらえないことが多い．・剤形による使用感，薬の値段，容器の違い，塗布のタイミングも保湿剤のアドヒアランスに影響する．ヒルドイドソフト軟膏☞☞1日2回 全身に・☞1歳6か月，男児・☞身 長 80.8☞cm 体 重 10.6☞kg・☞併用薬 レボセチリジン・☞アトピー性皮膚炎の治療相談内容アトピー性皮膚炎の治療が功を奏して，皮膚の状態はかなりよくなってきたが，これを維持するためにしばらくは保湿剤を使ったスキンケアを続けてもらいたい．このとき，保湿剤は具体的にどのくらいの量を処方すれば足りるのだろうか．処方量が少ないと，患者さんは薬が足りなくなってしまうことを気に72☞☞子どもの年齢・体格から保湿剤の使用めやす量を計算したり，残薬状況から実際の使用量を推測して情報共有したり，必要に応じて薬・剤形・容器・塗布タイミングの問題点からアドヒアランス改善案を提示したりできる．医師☞200☞g（一般名：ヘパリン類似物質）仮想症例薬剤師にできること用 量POINTPOINTよい？14保湿剤，どのくらいの量を処方すれば
元のページ ../index.html#5