具体的な質問◦４か月健診の際に，ミルクをまったく飲まない子どもがいます．母乳の量が少なく，ミルクからの栄養補給が必要なときにどのようなアドバイスができますか．（栄養士）関連質問4関連用語哺乳発達月齢・年齢4か月 ② 子どもが大きな口を開けて，下顎を乳房に埋めるように吸着しているでしょうか． ③ クー，ゴクなどの嚥下音が聞こえるでしょうか． ④ 飲ませると同時に母親が空いた手で乳房を押すことで乳汁の流れをよくすることができます．（乳房圧迫） ⑤ 飲みたがるタイミングで頻回授乳をします．授乳間隔が開いても，指しゃぶりをしてご機嫌な場合には授乳を試してみましょう．２：眠いときなら哺乳びんから少しは飲むという赤ちゃんの場合は，眠いときにミルクを多めに作って飲みたいだけ飲ませるようにしましょう．１，２の方法のよいところは，効果的な授乳ができ，授乳回数を今のまま，または１～２回増やせるので，母乳の産生も徐々に増えることです．３：赤ちゃんが支えて座れるような発達段階なら乳汁を無理強いせず固形食（補完食，離乳食）を開始することを検討します．哺乳びんを受け付けないときは？対処No.01１：今の命綱である母乳の飲みとりを最大限行うことを提案しましょう（No.01参照）． ① 今子どもが飲んでいる授乳姿勢で母親がリラックスできているでしょうか．母親が肩や腕が凝るようなら，子どもを横抱きにしたまま，親子のおなかとおなかを合わせた状態で，母親がゆっくりリクライニングし，子どもの重さを母親のおなかで支えるようにします．すると，母親は片手で子どものお尻を支えるだけでよくなります（図）．03
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