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2014年 Vol.102 No.10 2014-10-07

移植療法の現況と今後の展望

定価:本体2,500円+税

冊 

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掲載論文

focal point―特集のねらい /剣持 敬

◆ 総論
移植療法とは /市丸直嗣・他
移植療法の歴史・変遷 /深尾 立
わが国における移植療法の現況 /福嶌教偉
移植療法と法律的問題 /塚田敬義

◆ 各論
・臓器移植
心臓移植 /小野 稔
肺移植 /伊達洋至
肝移植 /江川裕人
腎移植 /相川 厚
膵臓移植 /剣持 敬
小腸移植 /上野豪久
・組織,細胞移植
角膜移植 /島﨑 潤
皮膚移植 /田中秀治・他
同種造血幹細胞移植 /岡本真一郎・他
膵島移植 /穴澤貴行・他
Parkinson病に対する神経細胞移植  森実飛鳥・他

◆連載
◎外来診療のワンポイントアドバイス
慢性膵炎の早期診断のポイント /廣田衛久・他
◎私はこう治療する
こむら返り /坪田 聡
◎注目の新薬
イルベサルタン/トリクロルメチアジド配合錠(イルトラ®配合錠LD/HD) /荻原俊男

◆臨床例
僧帽筋原発double hit lymphomaの1例 /吉田正宏・他

◆薬剤の臨床
ツムラ抑肝散エキス顆粒(医療用)の副作用発現頻度調査 /久田孝光・他

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ねらい

 臓器移植は20世紀の奇跡の医療と称される,救命し得なかった臓器不全の患者に対する究極的治療法である.当初は,手術手技,術前後の管理法,免疫抑制法などが現在のように完成されておらず,多くの臓器移植は命がけで行われるものと言ってよかった.わが国では国民の死生観,宗教観を背景に,また1967年にわが国で初めて行われた脳死心臓移植の影響もあって,長く脳死そのものがタブー視され脳死移植は行われず,欧米に30年の遅れをとった.
ようやく1997年に臓器移植法が施行され,わが国でも脳死臓器移植が可能となり,心臓,肺,肝臓,膵臓,小腸,腎臓の脳死移植が相次いで開始された.しかし,脳死ドナー数は年間数例に留まり,臓器移植法の改正の必要性が高まった.2010年7月に,悲願であった改正臓器移植法が施行され,脳死ドナー数は約7~8倍に急増したが,欧米に比較すると脳死ドナー数,脳死移植数はともにいまだ桁違いに少ないのも事実である.脳死移植実施数は少ないが,わが国の移植成績はすべての臓器移植で良好であり,多くは欧米の成績を凌駕するものである.これは,移植の臨床が行われていない間,移植を目指す医師は海外へ留学して臨床を経験したり,大動物実験で技術を習得するなど努力を継続した賜物といえる.
世界でもわが国でも移植医療は実験的医療,先進的医療から,現実的な治療法として確立されつつある.安全性や長期の移植臓器の生着などの成績も格段に向上している.しかし,いまだ確実な拒絶反応の抑制は困難で,また終生の免疫抑制薬の服用が必要であり,そのための副作用も大きな課題である.さらにわが国では,脳死,心停止ドナー数の絶対的不足やそれゆえの生体間移植が多いことも克服すべき課題といえる.さらに,移植医の養成,移植コーディネーターの養成も組織的に行う体制がなく,今後の移植医療発展への懸念があり,早急な国家的対策も大きな課題であろう.
本特集「移植療法の現況と今後の課題」では,わが国の臓器移植の歴史や現在の移植医療体制,法律的事項などの総論から,各臓器移植の現状と課題についてまとめた.執筆は,現在各臓器移植の分野の第一人者ばかりであり,最もホットな話題と最新の知識が得られると確信している.

藤田保健衛生大学医学部臓器移植科 剣持 敬

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