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診断と治療社 | 雑誌詳細:産科と婦人科

産科と婦人科

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充実したラインナップ日常診療の場で即役立つ「増刊号」を年各1冊発行.日進月歩で激変する医学界のキーワードを読み解き,読者各位の壮大な負託に応えるべく「産科と婦人科」は微力を注ぎます.

2014年 Vol.81 No.2 2014-01-17

がん免疫療法の最前線

定価:本体2,700円+税

冊 

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掲載論文

企画 青木大輔

特集
1.がん免疫病態の細胞分子機構 /河上 裕・他
2.細胞傷害性T細胞を用いた免疫療法 /岩田 卓・他
3.がんの免疫逃避機構と分子標的薬を用いた免疫応答の制御 /谷口智憲・他
4.WT1ペプチドを用いたがん免疫療法 /西田純幸
5.卵巣癌に対する特異的がん免疫療法 /長谷川幸清・他
6.難治性卵巣癌に対するGPC3を標的とした免疫療法 /柴田清住・他
7.再発・進行卵巣癌に対する抗PD−1抗体を用いた免疫療法 /濵西潤三・他
8.婦人科がんに対するテーラーメイドペプチドワクチン療法 /河野光一郎
9.婦人科がんに対する免疫細胞療法の実際 /瀧澤 憲・他
10.子宮頸部局所の免疫応答機構 /小島聡子・他
11.HPV分子を標的とした粘膜免疫を介したがん免疫療法の開発 /川名 敬
12.造血器腫瘍における免疫療法 /松下麻衣子
13.悪性黒色腫における免疫療法 /猪爪隆史

連載
イラストでみる産婦人科診療
 第22回 胎児心臓の超音波検査−実践編② /谷垣伸治・他

産婦人科教室 私たちの教室紹介
 新潟大学医学部産科婦人科学教室 /榎本隆之

若手の最新研究紹介コーナー
  /吉永浩介

Essay 外界事情
 小児期でのCTスキャンによる放射能の曝露と白血病および脳腫瘍の発生リスク /矢沢珪二郎 

Essay 青い血のカルテ
 森鷗外の腎疾患 /早川 智

原著
カフェイン摂取量がART治療に及ぼす影響 /横田佳昌・他

症例
妊娠初期に肺血栓塞栓症を発症し心停止をきたしたプロテインS欠乏症の1例 /名取徳子・他
23歳女性に発症した外陰aggressive angiomyxomaの1例 /秋本由美子・他
卵管妊娠に胞状奇胎の所見を認めた1例 /舩山由有子・他
急速な転機をとった卵管癌の1例 /加藤慶子・他
子宮体下部~峡部の側壁を縦走する非瘢痕子宮破裂の4症例 /白藤 文・他

Quick Uptake
 腹腔鏡手術後のチューインガムの効果

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ねらい

 1991年にBoon博士らが初の腫瘍抗原であるMAGE-1を悪性黒色腫で同定し,がんが免疫系に認識されていることが科学的に示された.この発見は,従来の免疫賦活剤やサイトカイン投与による非特異的免疫療法から,科学的な根拠を有する抗原特異的免疫療法への扉を開くこととなる.その後わずか20余年の間に,数多くの腫瘍抗原が同定されるとともに抗腫瘍免疫応答が詳細に解明され,がん細胞傷害活性の高い治療法が開発されてきた.現在ではがん免疫療法は,手術療法,放射線療法,化学療法に続く第4のがん治療法としての期待が高まっている.
 腫瘍免疫学の進歩によってがん細胞傷害活性の強い細胞性免疫を誘導する技術が確立される一方,実際の臨床効果は限定的で,悪性黒色腫などを除き試験的治療の域を出ていない.がん免疫療法を行った場合,免疫によるがんの排除機構が確かに働いているにもかかわらず,がんが排除されないおもな理由はがんが免疫から逃避しているためだと考えられている.現在,がん免疫療法の奏効率向上は,免疫逃避の打破にかかっているといっても過言ではない.本特集では,がんが免疫系に認識される機序からがん抗原同定と特異的免疫療法への応用,その際に大きな課題となっているがんの免疫逃避についての解説に加え,現在実施されている臨床試験について各施設の先生方に執筆をお願いした.また,特に免疫療法が大きな成果を上げている悪性黒色腫と造血器腫瘍を専門とする先生方にも解説をお願いした.これらの治療は婦人科がんに対する免疫療法について将来の大いなる可能性を示唆している.
 近年,がん免疫療法についての社会的認知度が高まり,臨床現場でも免疫療法について意見を求められる場面も多くなった.有効な治療法がない状況に置かれた患者は,しばしば免疫療法に望みを託す.このような場面では,正しい知識に基づき,その効果は現時点では限定的であることを含めて情報を伝えることが大切である.本特集において,がん免疫療法に対する大きな期待とともに,現時点で克服すべき多くの課題について理解を深めていただければ幸いである.
(慶應義塾大学医学部産婦人科 青木大輔)

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2017年 Vol.84
No.5 特集/産科出血に立ち向かう―どこまでできる? 診療所から大学病院まで最新号
No.増刊号 特集/知らなきゃ困る 産婦人科小手術
No.4 特集/骨粗鬆症ベストプラクティス
No.3 特集/Non–ART の不妊症診療—体外受精なしでここまでできる
No.2 特集/ここが知りたい 産婦人科周術期管理
No.1 特集/産科領域における遺伝診療の最前線
2016年 Vol.83
No.12 特集/月経前症候群・月経前不快気分障害の最新知見
No.11 特集/子宮筋腫の最前線
No.10 特集/産婦人科臨床研究最前線
No.9 特集/妊娠と感染症―外来で聞かれてどう説明する?
No.8 特集/骨盤臓器脱と排尿障害Up to Date
No.7 特集/ART最前線
No.6 特集/婦人科がんの診断・治療の最適化を目指して
No.5 特集/不育症 Up to Date
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No.4 特集/中高年女性に多くみられる症候とその対策
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No.2 特集/OC・LEPガイドライン ポイントの解説
No.1 特集/婦人科がん治療の新機軸
2015年 Vol.82
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No.11 特集/婦人科腹腔鏡手術の最前線
No.10 特集/婦人科悪性腫瘍治療に対するドラッグリポジショニングの幕開け―既存薬に秘められた新たな可能性
No.9 特集/胎盤のバイオマーカー
No.8 特集/PIH既往女性の生活習慣病リスクとヘルスケア
No.7 特集/黄体ホルモンの基礎から臨床まで
No.6 特集/遺伝性乳癌卵巣癌のマネージメント
No.5 特集/無痛分娩Up to Date
No.増刊号 特集/よくわかる検査と診断
No.4 特集/OC・LEPの静脈血栓塞栓症リスク Q&A
No.3 特集/女性アスリートを診る ―産婦人科的問題とその対策
No.2 特集/血管新生を標的とした婦人科癌治療
No.1 特集/ワンランク上の妊婦健診
2014年 Vol.81
No.12 特集/よくわかるホルモン補充療法 Q&A
No.11 特集/産婦人科における漢方の理論と実践
No.10 特集/がん・生殖医療の現状と展望
No.9 特集/女性のうつ
No.8 特集/女性と静脈血栓塞栓症
No.7 特集/多囊胞性卵巣症候群(PCOS) Up to Date
No.6 特集/オミックスデータからみた婦人科疾患と遺伝情報の解釈  -システム生物学の理解と通した婦人科腫瘍学の新展開
No.5 特集/妊産婦と脳血管疾患
No.増刊号 特集/産婦人科手術 Up to Date
No.4 特集/女性と感染症Up to Date
No.3 特集/幹細胞と生殖医学
No.2 特集/がん免疫療法の最前線
No.1 特集/新たな早産予防戦略
2013年 Vol.80
No.増刊号 特集/ホルモン療法実践マニュアル