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診断と治療社 | 雑誌詳細:産科と婦人科

産科と婦人科

精選された情報満載読者各位にとって欠かすことができない情報をタイムリーに提供. 「生殖おもしろ話」・「外界事情」・「青い血のカルテ」・「産婦人科診療 私のコツ」など連載も充実.

抜群の読みやすさオール2色刷り.一目でキーポイントがわかるレイアウト.

充実したラインナップ日常診療の場で即役立つ「増刊号」を年各1冊発行.日進月歩で激変する医学界のキーワードを読み解き,読者各位の壮大な負託に応えるべく「産科と婦人科」は微力を注ぎます.

2014年 Vol.81 No.9 2014-08-19

女性のうつ

定価:本体2,700円+税

冊 

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掲載論文

企画 金山尚裕

1.うつ病診療の最新動向  /大橋優子・他
2.プライマリケアにおけるうつ病診療  /内藤 宏・他 
3.初経の心身に与える影響  /小川真里子・他
4.PMS/PMDD―産婦人科の立場から  /武田 卓
5.選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRIs)によるPMDDの治療
  ―精神科の立場からみた各薬剤の特徴と使い分け  /川村 諭・他
6.PMS/PMDD―心理学の立場から  /川瀬良美
7.不妊とうつ  /松林秀彦
8.周産期うつ病とその周辺  /南谷真理子・他
9.国内外における周産期精神医学研究の歴史と発展  /岡野禎治
10.更年期とうつ―産婦人科の立場から  /塩田敦子
11.更年期とうつ―精神科の立場から  /宮岡佳子
12.高齢者とうつ  /下田健吾・他 
13.がん患者とうつ  /秋月伸哉

連載
産婦人科教室 私たちの教室紹介 
香川大学医学部母子科学講座周産期学婦人科学  /金西賢治

若手の最新研究紹介コーナー
  /八木裕史

Essay 外界事情 
分娩後臍帯結紮のタイミング  /矢沢珪二郎

Essay 青い血のカルテ 
小林一茶と蝿の自由意志  /早川 智

症例
経腟分娩後の嵌入胎盤に対しmethotrexate療法を施行し,妊孕性を温存した1例
  /竹浪奈穂子・他
子宮体癌の腹膜播種術前診断に腹腔鏡手術が有用であった1例  /須賀真美・他

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ねらい

 日本のうつ病罹患患者はこの10年で倍増している.うつ病患者は約100万人おり,そのうち6割が女性である.うつ病は個人の健康が著しく障害されるのみならず,働き盛りの年齢層に多いことから社会的,経済的損失も莫大なものと試算されている.
 うつ病の患者を産婦人科医が診る機会も増えている.うつ病のプライマリケアについて産婦人科医もその一翼を担う時代に突入したといえる.女性のうつ状態,うつ病は男性と比較しホルモンの変動と連動しやすいのが特徴である.エストロゲンが減少する産褥期や更年期ではうつ状態に陥りやすいことは周知の事実である.一方,産褥期や更年期は女性にとって重大なライフステージの局面であり,この時期のうつ病は本人のみならず,家族にとって深刻な問題になりやすい.
 また性周期によるホルモン変動が女性の身体的,精神的変化を及ぼすが,その変化が重篤になると月経前症候群(PMS)や月経前不快気分障害(PMDD)という状態に陥る.PMSやPMDDを罹患する患者も増加しているが,これらについて十分社会に認知されているとはいえない.女性の社会進出が盛んな現在,PMSやPMDDを適切に管理することは産婦人科医にとって喫緊の重要な課題である.更年期のうつ状態にホルモン補充療法を優先するか,抗うつ薬を優先するのか迷う症例も多い.PMDDの初期治療としてLEP製剤を投与するのか,抗うつ薬を投与するのか意見が分かれるところである.
 不妊症,婦人科がん患者はうつ状態,うつ病を併発することも多い.これらを併発すると治療効果などにも悪影響を及ぼし臨床の現場で問題となることがある.
 うつ病の診断技術も進歩し,薬物療法についても使用しやすい新薬が続々と登場している.以前に比べ産婦人科医でも初期診断・治療は行いやすくなってきた.本特集では女性の各種うつについて,可能な限り産婦人科と精神科の双方のエキスパートに解説をいただいた.この領域に関心をもつ産婦人科医を増やす端緒になれば幸いである.
(浜松医科大学産婦人科 金山尚裕)

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2017年 Vol.84
No.7 特集/産婦人科領域における難病を考える
―新たに成立した難病法の視点から
最新号
No.6 特集/他科エキスパートが教える 婦人科医のための合併症管理
No.5 特集/産科出血に立ち向かう
―どこまでできる? 診療所から大学病院まで
No.増刊号 特集/知らなきゃ困る 産婦人科小手術
No.4 特集/骨粗鬆症ベストプラクティス
No.3 特集/Non–ART の不妊症診療—体外受精なしでここまでできる
No.2 特集/ここが知りたい 産婦人科周術期管理
No.1 特集/産科領域における遺伝診療の最前線
2016年 Vol.83
No.12 特集/月経前症候群・月経前不快気分障害の最新知見
No.11 特集/子宮筋腫の最前線
No.10 特集/産婦人科臨床研究最前線
No.9 特集/妊娠と感染症―外来で聞かれてどう説明する?
No.8 特集/骨盤臓器脱と排尿障害Up to Date
No.7 特集/ART最前線
No.6 特集/婦人科がんの診断・治療の最適化を目指して
No.5 特集/不育症 Up to Date
No.増刊号 特集/産婦人科処方実践マニュアル
No.4 特集/中高年女性に多くみられる症候とその対策
No.3 特集/生殖医療における倫理的問題を考える
No.2 特集/OC・LEPガイドライン ポイントの解説
No.1 特集/婦人科がん治療の新機軸
2015年 Vol.82
No.12 特集/分娩管理の新機軸
No.11 特集/婦人科腹腔鏡手術の最前線
No.10 特集/婦人科悪性腫瘍治療に対するドラッグリポジショニングの幕開け―既存薬に秘められた新たな可能性
No.9 特集/胎盤のバイオマーカー
No.8 特集/PIH既往女性の生活習慣病リスクとヘルスケア
No.7 特集/黄体ホルモンの基礎から臨床まで
No.6 特集/遺伝性乳癌卵巣癌のマネージメント
No.5 特集/無痛分娩Up to Date
No.増刊号 特集/よくわかる検査と診断
No.4 特集/OC・LEPの静脈血栓塞栓症リスク Q&A
No.3 特集/女性アスリートを診る ―産婦人科的問題とその対策
No.2 特集/血管新生を標的とした婦人科癌治療
No.1 特集/ワンランク上の妊婦健診
2014年 Vol.81
No.12 特集/よくわかるホルモン補充療法 Q&A
No.11 特集/産婦人科における漢方の理論と実践
No.10 特集/がん・生殖医療の現状と展望
No.9 特集/女性のうつ
No.8 特集/女性と静脈血栓塞栓症
No.7 特集/多囊胞性卵巣症候群(PCOS) Up to Date
No.6 特集/オミックスデータからみた婦人科疾患と遺伝情報の解釈  -システム生物学の理解と通した婦人科腫瘍学の新展開
No.5 特集/妊産婦と脳血管疾患
No.増刊号 特集/産婦人科手術 Up to Date
No.4 特集/女性と感染症Up to Date
No.3 特集/幹細胞と生殖医学
No.2 特集/がん免疫療法の最前線
No.1 特集/新たな早産予防戦略
2013年 Vol.80
No.増刊号 特集/ホルモン療法実践マニュアル