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必修 呼吸器内科診療プラクティス100診断と治療社 | 書籍詳細:必修 呼吸器内科診療プラクティス100

川崎医科大学総合内科学1教授

沖本 二郎(おきもと にろう) 編集

初版 B6判 並製 336頁 2013年04月15日発行

ISBN9784787820112

定価:本体4,200円+税
  

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呼吸器病学の臨床の場での重要ポイントを100の項目に分けてコンパクトに解説した実践書.各執筆者が実際に臨床の場で経験したことに基づいて解説している.41を数える呼吸器疾患はそれぞれ,疾患概要,主要症状,検査・診断,治療を簡潔に記載し,特に治療では具体的な基本処方例(薬品名,投与量,投与期間,注意すべき副作用)を示した.持ち運びできすぐに活用できるハンディサイズ.写真・図表イラスト約270点収載.

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目次

推薦のことば  編集の序  執筆者一覧

■ 構造と機能 Prep
 死腔容積  川根博司 
 外呼吸と内呼吸  川根博司 
 気道系  田野吉彦 
 肺胞系  田野吉彦 
 換 気  川根博司 
 血液によるガス運搬  川根博司 
 肺でのガス交換  川根博司 
 呼吸の調節  川根博司 

A 診察の基本 Practice 001~008
 〈病歴聴取〉
  001 自覚症状  小林武彦 
  002 社会歴・家族歴  小林武彦 
  003 既往歴  小林武彦 
 〈身体診察〉
  004 視 診  小林武彦 
  005 触 診  小林武彦 
  006 打 診  小林武彦 
  007 聴 診  小林武彦 
  008 バイタルサイン  小林武彦 

B 症候の診方 Practice 009~018
  009 チアノーゼ  繁治健一,溝口大輔 
  010 バチ状指  繁治健一,溝口大輔 
  011 胸 痛  繁治健一,溝口大輔 
  012 呼吸困難  繁治健一,溝口大輔 
  013 咳  繁治健一,溝口大輔 
  014 喀 痰  繁治健一,溝口大輔 
  015 胸 水  繁治健一,溝口大輔 
  016 血 痰  繁治健一,溝口大輔 
  017 喘 鳴  繁治健一,溝口大輔 
  018 嗄 声  繁治健一,溝口大輔 

C 検査の基本 Practice 019~043
 〈画像検査〉
  019 胸部単純X線  加藤 收 
  020 胸部CT  加藤 收 
  021 MRI  加藤 收 
  022 核医学検査  加藤 收 
 〈検体検査〉
  023 血液検査  加藤 收 
  024 喀痰検査  加藤 收 
  025 グラム染色検査  加藤 收 
  026 微生物検査  加藤 收 
 〈気管支内視鏡検査〉
  027 軟性気管支内視鏡  加藤 收 
  028 経気管支生検  加藤 收 
  029 経気管支肺生検  加藤 收 
  030 気管支肺胞洗浄  加藤 收 
 〈穿刺・生検〉
  031 胸腔穿刺  加藤 收 
  032 胸膜生検  加藤 收 
 〈呼吸機能検査・その他〉
  033 スパイロメトリー  川根博司 
  034 フローボリューム  川根博司 
  035 機能的残気量  川根博司 
  036 肺拡散能力  川根博司 
  037 クロージングボリューム  川根博司 
  038 気道過敏性検査  川根博司 
  039 血液ガス分析とパルスオキシメータ  川根博司 
  040 運動負荷試験  川根博司 
 〈睡眠時無呼吸検査〉
  041 パルスオキシメータ  栗原武幸 
  042 簡易診断装置(簡易モニター)  栗原武幸 
  043 終夜ポリソムノグラフィー検査  栗原武幸 

D 呼吸障害と呼吸不全の対応(評価と管理) Practice 044~059
 〈基本手技・知識〉
  044 気管吸引  原 宏紀 
  045 吸入療法  原 宏紀 
  046 酸素療法  原 宏紀 
  047 非侵襲的人工呼吸療法  中村淳一 
  048 中心静脈カテーテル  中村淳一 
  049 気管挿管  米山浩英 
  050 人工呼吸管理  米山浩英 
  051 内視鏡治療  狩野孝之 
  052 包括的呼吸リハビリテーション  矢野達俊 
  053 禁煙指導  川根博司 
 〈心肺蘇生〉
  054 喀 血  狩野孝之 
  055 心肺停止  狩野孝之 
  056 気道確保  狩野孝之 
  057 人工呼吸  狩野孝之 
  058 胸骨圧迫  狩野孝之 
  059 心停止  狩野孝之 

E おもな呼吸器疾患 Practice 060~100
 〈呼吸器感染症〉
  060 かぜ症候群  築山邦規 
  061 急性気管支炎  築山邦規 
  062 市中肺炎  中浜 力 
  063 医療・介護関連肺炎(誤嚥性肺炎)  二木芳人 
  064 院内肺炎  二木芳人 
  065 日和見感染症①サイトメガロウイルス肺炎  二木芳人 
  066 日和見感染症②ニューモシスチス肺炎  二木芳人 
  067 肺膿瘍  二木芳人 
  068 膿 胸  二木芳人 
  069 肺結核症  沖本二郎 
  070 肺非結核性抗酸菌症  小橋吉博 
  071 肺真菌症  吉田耕一郎 
  072 寄生虫肺感染症  毛利圭二 
 〈閉塞性肺疾患,気道疾患〉
  073 慢性閉塞性肺疾患  矢木 晋 
  074 びまん性汎細気管支炎  宮下修行 
  075 気管支拡張症  宮下修行 
  076 気管支喘息  杉村 悟,宇佐神雅樹 
  077 アレルギー性気管支肺アスペルギルス症  杉村 悟,宇佐神雅樹 
  078 好酸球性肺炎  荘田恭聖 
  079 Wegener肉芽腫症  渡邉正俊 
  080 ANCA関連血管炎  渡邉正俊 
 〈間質性肺疾患〉
  081 特発性間質性肺炎  日野二郎 
  082 膠原病肺  川中紀邦 
  083 サルコイドーシス  安達倫文 
  084 過敏性肺炎  橋口浩二 
  085 じん肺症  長友安弘 
 〈肺血管性疾患〉
  086 肺血栓塞栓症  岸本道博 
  087 肺動静脈瘻  岸本道博 
  088 急性呼吸窮迫症候群  岸本道博 
  089 肺性心  中島正光 
  090 肺分画症  中島正光 
 〈腫 瘍〉
  091 肺良性腫瘍  沖本二郎 
  092 原発性肺癌  沖本二郎 
  093 転移性肺腫瘍  沖本二郎 
 〈異常呼吸〉
  094 睡眠時無呼吸症候群  栗原武幸 
  095 過換気症候群  玉田貞雄 
 〈胸膜・縦隔疾患〉
  096 胸膜炎  木村 丹 
  097 気 胸  木村 丹 
  098 縦隔腫瘍  守屋 修 
  099 胸膜中皮腫  梅木茂宣 
 〈原因不明の疾患〉
  100 肺胞蛋白症  沖本二郎 

■ 知っておくべき制度 System
 公費負担制度  中川義久
 医薬品副作用被害救済制度  中川義久
 感染症届出基準  中川義久

●救急外来での対応
 気管支拡張症の“喀血時” 
 気管支喘息発作(成人) 
 気管支喘息発作(小児) 
 アスピリン喘息
 急性呼吸窮迫症候群(ARDS)悪化時
 緊急にドレナージ治療を要する“緊張性気胸”

Appendix
Index

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序文

推薦のことば

 川崎医科大学は,戦後としては最初に創立認可された,3つの医科大学の1つである.その臓器別内科学教室の1つとして,1973年に呼吸器内科が創設された.初代の教授が故副島林造先生で,診療や研究,教育の指導力はもとより,高い見識と愛情あふれる人間性を慕って,多くの卒業生あるいは研修生が入局し,育っていった.教室創設40年を経た現在,それらの医師は教育,あるいは実地臨床の場で活発に活動している.そのなかの37名の医師たちが,沖本二郎教授を中心に力を合わせて製作したのが,この『必修 呼吸器内科診療プラクティス100』である.
 川崎医科大学で育った医師は,“臨床的に素晴らしい”という高い評価を受けている.本書は正にその神髄を現わしているものと言え,呼吸器病学の臨床の場での重要ポイントを100の項目に分け,それぞれの項目をコンパクトに,わかりやすく解説している.最も特徴的であるのは,毎日患者さんを診ている医師が,実際に臨床の場で経験したことに基づいて解説している点で,他に類を見ないものとなっている.診察室での悩み,苦しみ,つぶやき,そして楽しみが伝わってくる.本書は研修医をはじめとする若い医師のハンドブックを目指しているように思えるが,学生の教科書としての側面も持ち,さらには呼吸器専門医以外の医師が,呼吸器疾患を診る際の手助けにもなるものと考える.
 図らずも2013年9月,元川崎医科大学名誉教授副島林造先生の13回忌を迎える.その墓前に本書を捧げることができるのは,私ども門下生一同の喜びとするところである.
 最後に,本書が実地臨床の場で広く利用され,役立つことを願っている.

2013年3月1日
川崎医科大学名誉教授 松島敏春

編集の序

 呼吸器疾患に関する書籍は数多く,内科学書としての大著からポケットブックまで様々出版されている.
 そのようななか,あえてその仲間入りをした本書は,この一冊で,呼吸器疾患の概念,診断,治療の基本知識が理解できる教科書としての側面をもち,かつ臨床の場で持ち運びできすぐに活用できるよう実践的なハンドブックを目指した.

 本書の特長として以下があげられる.
①呼吸器病学の専門医のみならず,研修医から他科の医師まで,幅広く役立つよう,呼吸器病学の臨床の場での重要ポイントを100の項目として数え収載している.
②疾患に関しては,各概念,検査,治療を簡潔に解説し,特に治療においては具体的な薬品名,投与量,投与期間,注意すべき副作用までを記載している.
③カラーを含む写真,イラスト,図表を約270点収載している.
④救急外来での対応を考慮し,別囲みにてわかりやすく記載している.

 本書は,多くの著者との共著であるため,その記述方法に多少の差があることは否めないが,読者から多くのご批判をいただき,それを基にさらに今後改訂を重ねてよりよい内容となることを,著者一同が願っている.

 最後に,ご執筆いただいた諸先生に感謝するとともに,原稿のワープロ打ちにお世話になった研究補助員の園部ゆかさん,本書の出版にご尽力いただいた診断と治療社の大野弘嗣氏,土橋幸代氏,堀江康弘氏に深謝いたします.

2013年3月1日
川崎医科大学総合内科学1教授 沖本二郎