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書籍詳細

臨床医必読 最新 IgG4関連疾患診断と治療社 | 書籍詳細:臨床医必読 最新 IgG4関連疾患

関西医科大学医学部内科学第三講座

岡崎 和一 (おかざき かずいち) 編集主幹

信州大学総合健康安全センター

川 茂幸 (かわ しげゆき) 編集主幹

がん・感染症センター都立駒込病院消化器内科

神澤 輝実 (かみさわ てるみ) 編集

長崎大学大学院医歯薬学総合研究科展開医療科学講座リウマチ・膠原病内科学分野

川上 純 (かわかみ あつし) 編集

金沢大学附属病院リウマチ・膠原病内科

川野 充弘 (かわの みつひろ) 編集

神戸大学大学院医学研究科病理診断学分野病理ネットワーク学

全  陽 (ぜん よう) 編集

札幌医科大学医学部消化器・免疫・リウマチ内科学講座

髙橋 裕樹 (たかはし ひろき) 編集

福岡大学医学部腎臓・膠原病内科

中島 衡(なかしま ひとし) 編集

初版 B5判  200頁 2015年10月09日発行

ISBN9784787821676

定価:本体4,800円+税
  

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下垂体・唾液腺・涙腺・甲状腺・呼吸器・膵・肝胆・後腹膜・腎・泌尿器・皮膚…など,全身の臓器に及ぶIgG4関連疾患は,日本より発信された新しい疾患概念として注目を集めている.本書は,世界を牽引してきた本疾患各領域のわが国を代表する第一線の研究者らによって,研究の最新情報のみならず,病態・診断・検査・治療・予後など,日常臨床の場で求められる情報も網羅した,臨床医必読の1冊.

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目次

序 文
執筆者一覧

Ⅰ.IgG4関連疾患の概要(総論)
1.IgG4関連疾患の概念と病態生理
2.疫 学 
3.発見の経緯と研究の歴史 
4.IgG4関連疾患包括診断基準 
 作成経緯
 基本コンセプトと内容—診断項目とアルゴリズム
 臓器別診断基準との関係
5.IgG4関連疾患の診断総論 
6.IgG4関連疾患の治療総論

Ⅱ.臓器別病変の診断と治療
1.中枢神経病変 
 病 態
 病 理
 検査・診断
 治療と予後
2.眼病変 
 病態・病理
 検査・診断
 治療と予後
3.唾液腺病変
 病 態
 病 理
 検 査
 診 断
 治療と予後
4.甲状腺疾患 
 病 態
 病 理
 検査・診断
 治療と予後
5.呼吸器病変
 病 態
 病 理
 検査・診断
 治療と予後
6.自己免疫性膵炎
 病 態
 病 理
 検 査
 診 断
 治 療
 予後—特に慢性膵炎への移行について
 病因①—免疫学的背景
 病因②—免疫遺伝学的背景
7.硬化性胆管炎
 病 態
 病 理
 検 査
 診 断
 治療と予後
8.腎病変・泌尿器病変
 病 態
 病 理
 検 査
 診 断
 治療と予後子
9.後腹膜線維症
 病 態
 病 理
 検査・診断
 治療と予後
10.動脈病変
 病 態
 病 理
 検査・診断
 治療と予後
11.リンパ節病変
 病態・病理
 検査・診断
 治療と予後
12.皮膚病変
 病 態
 病 理
 検査・診断
 治療と予後

Ⅲ.IgG4関連疾患の鑑別
1.消化器系
2.リウマチ・膠原病関連,リンパ節疾

Ⅳ.IgG4関連疾患と合併症
1.糖尿病
2.が ん


索 引

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序文

 IgG4関連疾患(IgG4‒ralated disease:IgG4‒RD)は,種々の免疫異常や血中IgG4高値に加え,膵,肝胆,唾液腺・涙腺,後腹膜腔など,全身臓器に線維化とIgG4陽性形質細胞浸潤,閉塞性静脈炎などを認める原因不明の特異な疾患群として,わが国より発信された新しい疾患概念です.2011年10月の第1回国際シンポジウム(International Symposium on IgG4‒related disease)では,わが国から提唱された包括的名称であるIgG4‒RDとともに各臓器病変の名称のコンセンサスも得られました.しかしながら,類似しているとはいえ,臨床病理像は臓器ごとに多少異なり,包括診断基準だけでは診断困難な臓器病変もあることより各臓器の特異性をふまえた臓器診断基準も提唱されつつあります.また治療においては,ステロイドが第一選択であるものの,難治例や再燃例などにおける臓器ごとの最適な治療法についての国際的コンセンサスはいまだ得られていないのが現状です.さらに病因・病態解明の研究は今後の大きな課題でもあります.折しも,本疾患は2016年7月より新たな難治性疾患として厚労省から指定され,臨床の現場からは本疾患の病態,診断,予後に関する領域横断的な最新情報が求められています.
 以上を背景に,今般,本書が上梓されることは実に時宜を得た企画であり,企画・編集・執筆にあたられた関係各位に深く感謝致します.執筆陣は本疾患の診療や研究において,これまで世界を牽引してきたわが国を代表する第一線の研究者ばかりであり,最新の情報が網羅された内容となっています.研究だけでなく日常診療における成書としても不足はないものと内心自負しております.本書により本疾患が深く理解され,診療の質が向上することにより患者さんのQOLが改善すれば,編集主幹として望外な喜びであります.
 最後に本書の企画から出版まで御尽力いただいた「診断と治療社」編集部の皆様に深謝致します.

 平成27年8月


編集主幹
関西医科大学医学部内科学第三講座 岡崎和一
信州大学総合健康安全センター 川 茂幸