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診断と治療

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わが国の内科総合誌のパイオニアで,数ある総合誌のなかでも抜群の安定性と評価を誇る.

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連載 「症例を俯瞰する総合診療医の眼」 「人気の診療科紹介」 「注目の新薬」.

増刊号も毎回シャープな切り口と実際的な内容が大好評.

2色刷のビジュアルな誌面.

2018年 Vol.106 No.10 2018-10-05

嚥下障害と誤嚥性肺炎

定価:本体2,500円+税

冊 

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掲載論文

ねらい  鈴木則宏

◆総論
老化と摂食嚥下障害をめぐる諸問題  大類 孝,他
嚥下のメカニズム:口腔,咽頭,喉頭の構造と神経筋の機能  髙橋愼一
老化と嚥下機能  兵頭政光,他
嚥下機能評価の実際とその解釈  山脇正永

◆各論:誤嚥性肺炎について各論的に学ぶ
誤嚥性肺炎の病態  北川泰久
薬剤と誤嚥性肺炎―リスクと予防―  穂苅量太,他
加齢による嚥下機能の低下(presbyphagia)・オーラルサルコペニア・舌サルコペニアの病態と臨床現場での対応   吉田光由
口から食べるための包括的アプローチ/嚥下機能リハビリテーション  鈴木達郎
口腔内細菌と唾液の役割  石原和幸
嚥下障害患者における口腔ケアの意義・内科医が知っておくべき口腔保清  角田和之,他
義歯不適合の影響・義歯装着と清掃・禁食中の内科医が知っておくべき口腔衛生  山田有佳
内科医が知っておくべき要介助者・ケア提供者の口腔ケア・リハビリテーション  小田島あゆ子
誤嚥性肺炎の治療  長谷川直樹
反復性誤嚥性肺炎と胃瘻造設,気管切開,気管食道分離  眞栁修平,他
摂食嚥下機能の訓練  松尾浩一郎

◆誤嚥性肺炎と行政
摂食嚥下障害に対する行政の取り組み  秋野憲一

連載
◎症例を俯瞰する総合診療医の眼
  急性発症の腹痛で内科外来を受診した30代女性  小澤 労
◎人気の診療科紹介
  東京都立多摩総合医療センター内分泌代謝内科  辻野元祥
◎注目の新薬
  ファセンラ(ベンラリズマブ)  長瀬洋之

臨床例
 IL-6が難治化に関与したと思われる気管支喘息の1例  加藤元一

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ねらい

嚥下障害と誤嚥性肺炎

 わが国の死因の第3位を占める「肺炎」,そのなかで最も頻度の高い「誤嚥性肺炎」の急増の原因と現状,その対策について理解することが本特集のねらいである.
 肺炎は長らくわが国の疾患別死亡の第4位を占めてきたが,厚生労働省の2011年度の報告によれば,脳血管障害を抜いて第3位になり正に現代病の様相を呈している.また,近年のデータから肺炎で亡くなる方の約95%が65歳以上の高齢者で占められ,しかも高齢者の肺炎の大部分が誤嚥性肺炎であると報告されている.高齢者の肺炎の多くはaspiration pneumoniaであり,その危険因子として最も重要なものは脳血管障害や神経変性疾患などに併発しやすい不顕性誤嚥とされている.
 本特集では,嚥下運動・機能に関する基礎的知識から,高齢化に伴う嚥下機能の低下,さらにその機能の評価を総論として導入し,誤嚥性肺炎の病態とそのリスク,特に内臓器・器官のサルコペニアの問題,さらに細菌と唾液の相互作用,薬物と嚥下機能および肺炎との関係,口腔内ケアを配置した.そして,誤嚥性肺炎の治療と嚥下機能訓練,摂食嚥下障害に対する介護保険行政の取り組みについても含め,包括的に嚥下障害と誤嚥性肺炎について理解できるように工夫した.
 誤嚥性肺炎の最良の予防法は,一次予防としての嚥下機能を障害する脳血管障害ならびに脳変性疾患の適切な予防ならびに治療が重要であるが,二次予防としての薬物による予防や口腔内ケアなども重要である.
 本特集は,誤嚥性肺炎の全体像を把握して,発症しやすい疾患患者には先制的に予防策を検討できるようにすることを目的とした.読者の皆様の誤嚥性肺炎への対応にお役に立てば幸いである.

慶應義塾大学名誉教授/湘南慶育病院病院長
鈴木則宏

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当社発行の雑誌は発行から1年後に論文単位でPDFファイルの
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2018年 Vol.106
No.11 特集/一般臨床医のための渡航医学講座最新号
No.10 特集/嚥下障害と誤嚥性肺炎
No.9 特集/コモンディジーズとしての内分泌疾患と電解質異常
No.8 特集/がん診療における心血管合併症:onco-cardi
No.7 特集/便秘と下痢の最前線―診断と治療のパラダ
No.6 特集/サルコペニアと高齢者疾患(仮)
No.5 特集/職場のメンタルヘルス
No.4 特集/腎疾患診療の未来 最新知見のエッセンシ
No.増刊号 特集/イラスト神経診察−OSCEから難病診断そし
No.3 特集/糖尿病診療アップデート 2018
No.2 特集/血管の炎症を俯瞰する
No.1 特集/先制医療 予防医療の最前線
2017年 Vol.105
No.12 特集/内科救急と画像診断・IVR〜検査から治療法
No.11 特集/肺がんアップデート〜基礎から最新トピック
No.10 特集/妊婦さんへの内科治療―リスクと安全を考え
No.9 特集/脂質管理を一歩深める
No.8 特集/不整脈診療 初期対応から先端治療まで
No.7 特集/一般臨床医に必要なてんかんの基礎知識と
No.6 特集/プライマリケアで知っておきたい漢方診療の
No.5 特集/急増中! 大人の食物アレルギー
No.4 特集/内科系医師のための災害医療エッセンシャル
No.増刊号 特集/これ一冊でわかる 消化器 診断基準と分類
No.3 特集/そのお腹、大丈夫? 肥満症のトピックス
No.2 特集/心電図 実践診療で役立つコツ
No.1 特集/実践! 神経救急(neurocritical care)
2016年 Vol.104
No.12 特集/知っておきたい関節リウマチの診断から治療
No.11 特集/痛み治療の「いま」に迫る メカニズムか
No.10 特集/よくわかる,臨床で使える「骨粗鬆症」アッ
No.9 特集/カテーテルを使った最新の治療
No.8 特集/浮腫−そのむくみ 放っておいて大丈夫?−
No.7 特集/頭痛診療が得意になる 基礎から最新トピッ
No.6 特集/いま知っておきたい、感染症診療最新の動向
No.5 特集/「抗血栓療法の今」を語る
No.4 特集/あの病態ってもしや…? ダイジェスト"IgG4関連
No.増刊号 特集/糖尿病治療の現在と未来
No.3 特集/高血圧 予後、臓器・血管保護を見据えた治
No.2 特集/腸内細菌叢からみた臨床の最前線―ベール
No.1 特集/めまい診療の最先端
2015年 Vol.103
No.12 特集/知っておくべき総合診療の現在(いま)
No.11 特集/成人の予防接種はどうあるべきか?
No.10 特集/睡眠障害診療の進歩
No.9 特集/内科が使う自己注射薬
No.8 特集/機能性消化管障害
No.7 特集/ここが知りたい認知症診療
No.6 特集/肺高血圧・肺血栓塞栓症 見逃すことなく最
No.5 特集/アレルギー疾患の診療のpitfalls 好酸球の臨床
No.4 特集/COPDの診断と最新の治療
No.増刊号 特集/心不全のすべて
No.3 特集/時代とともに広がる「糖尿病合併症」の概念
No.2 特集/ここまで変わった 実地診療の食道がん・胃
No.1 特集/知っておくべき脳卒中最新治療
2014年 Vol.102
No.増刊号 特集/内科救急のファーストタッチ