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診断と治療社 | 雑誌詳細:産科と婦人科

産科と婦人科

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充実したラインナップ日常診療の場で即役立つ「増刊号」を年各1冊発行.日進月歩で激変する医学界のキーワードを読み解き,読者各位の壮大な負託に応えるべく「産科と婦人科」は微力を注ぎます.

2015年 Vol.82 No.7 2015-06-18

黄体ホルモンの基礎から臨床まで

定価:本体2,700円+税

冊 

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掲載論文

企画 百枝幹雄

1.黄体ホルモンの産生とその調節 /杉野法広
2.黄体ホルモンの分子生物学 /浦野友彦
3.黄体ホルモン製剤の種類と特性 /北脇 城
4.着床における黄体ホルモンの作用 /平岡毅大・他
5.黄体機能不全の診断と治療 /安井敏之
6.ARTにおける黄体補充療法 /東口篤司
7.早産と黄体ホルモン /川端伊久乃
8.子宮内膜症と黄体ホルモン /谷口文紀・他
9.子宮筋腫と黄体ホルモン /小原範之
10.過多月経と黄体ホルモン /太田郁子
11.子宮内膜増殖症・子宮内膜癌と黄体ホルモン /牛嶋公生
12.ホルモン補充療法における黄体ホルモン /髙松 潔・他
13.月経前症候群と黄体ホルモン /田坂慶一
14.避妊薬と黄体ホルモン /北村邦夫

産婦人科教室 私たちの教室紹介 
北海道大学医学部産婦人科一般社団法人WIND(女性の健康と医療を守る医師連合)
 /渡利英道

若手の最新研究紹介コーナー
 /田村直顕
 /深澤祐子

Essay外界事情 
韓国における甲状腺癌の急速な増加 /矢沢珪二郎

Essay青い血のカルテ 
ジム通いの理由は? 同性愛者と異性愛者の相違 /早川 智

原著
わが国における胎児心拍陽性の帝王切開瘢痕部妊娠の治療について /星野達二・他

症例
臍部トロッカー挿入時に胃損傷をきたし,腹腔鏡下にて修復し得た1例 /宮崎 薫・他

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ねらい

 黄体ホルモンはエストロゲンとならび,女性にとって最も基本的かつ重要なステロイドホルモンである.おもな作用部位は子宮であり,月経,妊娠,分娩という生殖生理にかかわっているため,これらの生理過程に異常が生じた場合の治療において黄体ホルモン製剤は有用である.基礎と臨床いずれにおいても黄体ホルモンは歴史が古く古典的なホルモンであるが,近年,生殖生理における黄体ホルモンの基礎研究が進み新しい知見が明らかとなる一方で,新しい黄体ホルモン製剤も開発され臨床応用も広がりつつある.そこで今回は,黄体ホルモンを中心に据えて,その基礎から臨床まで網羅的に整理することを試みた.
 ここで本特集のねらいからは少々脱線するが,黄体ホルモンに関する用語の問題にふれておく.黄体ホルモンはおもに黄体から分泌されるのでその名があり,かつて使用されたluteosterone(luteo—:黄体,sterone:ケトン基を有するステロイド)が最も近い英名かもしれない.黄体ホルモン作用を有する物質の総称はgestagenやprogestogen(pro—:支持する,促進する,gesto:妊娠,—gen:生じるもの)である.progestinも同義の総称であるが,—inは化合物や薬品などの名詞を作る接尾辞なので,黄体ホルモン製剤のニュアンスがやや強い.最も代表的な黄体ホルモンを表す特定の物質名としてのprogesteroneは,progestinとluteosteroneの混成語らしい.これらの用語はいずれも使用可能であり,各執筆者により本文中でどの用語を用いるかは様々であろうが,この語源を頭の隅においてお読みいただくとわかりやすいであろう.ちなみに,この特集名と各項目タイトルでは汎用性を考慮して「黄体ホルモン」を使用した.
 ともあれ,この「妊娠を促す物質」の臨床応用をこうして集めてみると,当然のこととはいえ黄体ホルモンは生殖医学,周産期,腫瘍,女性医学のすべての産婦人科分野にかかわっている.各分野の専門家の方々も,それぞれの専門を離れて高所から黄体ホルモンの新しい側面を眺めることでより理解が深まり,また新しい基礎研究,臨床研究,治療戦略の発想が湧くのではないだろうか.(聖路加国際病院女性総合診療部 百枝幹雄)

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2017年 Vol.84
No.7 特集/産婦人科領域における難病を考える
―新たに成立した難病法の視点から
最新号
No.6 特集/他科エキスパートが教える 婦人科医のための合併症管理
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No.増刊号 特集/知らなきゃ困る 産婦人科小手術
No.4 特集/骨粗鬆症ベストプラクティス
No.3 特集/Non–ART の不妊症診療—体外受精なしでここまでできる
No.2 特集/ここが知りたい 産婦人科周術期管理
No.1 特集/産科領域における遺伝診療の最前線
2016年 Vol.83
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No.11 特集/子宮筋腫の最前線
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2015年 Vol.82
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No.11 特集/婦人科腹腔鏡手術の最前線
No.10 特集/婦人科悪性腫瘍治療に対するドラッグリポジショニングの幕開け―既存薬に秘められた新たな可能性
No.9 特集/胎盤のバイオマーカー
No.8 特集/PIH既往女性の生活習慣病リスクとヘルスケア
No.7 特集/黄体ホルモンの基礎から臨床まで
No.6 特集/遺伝性乳癌卵巣癌のマネージメント
No.5 特集/無痛分娩Up to Date
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No.4 特集/OC・LEPの静脈血栓塞栓症リスク Q&A
No.3 特集/女性アスリートを診る ―産婦人科的問題とその対策
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No.10 特集/がん・生殖医療の現状と展望
No.9 特集/女性のうつ
No.8 特集/女性と静脈血栓塞栓症
No.7 特集/多囊胞性卵巣症候群(PCOS) Up to Date
No.6 特集/オミックスデータからみた婦人科疾患と遺伝情報の解釈  -システム生物学の理解と通した婦人科腫瘍学の新展開
No.5 特集/妊産婦と脳血管疾患
No.増刊号 特集/産婦人科手術 Up to Date
No.4 特集/女性と感染症Up to Date
No.3 特集/幹細胞と生殖医学
No.2 特集/がん免疫療法の最前線
No.1 特集/新たな早産予防戦略
2013年 Vol.80
No.増刊号 特集/ホルモン療法実践マニュアル