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書籍詳細

脳血管内治療の進歩2012診断と治療社 | 書籍詳細:脳血管内治療の進歩2012
技術と機器の最新情報~脳血管内治療ブラッシュアップセミナー2011~

神戸市立医療センター中央市民病院脳神経外科部長

坂井 信幸(さかい のぶゆき) 編集

中村記念病院脳神経外科診療部長

瓢子 敏夫(ひょうご としお) 編集

虎の門病院脳神経血管内治療科部長

松丸 祐司(まつまる ゆうじ) 編集

名古屋大学大学院医学系研究科脳神経病態制御学准教授

宮地 茂(みやち しげる) 編集

岐阜大学大学院医学系研究科脳神経外科学分野臨床教授

吉村 紳一(よしむら しんいち) 編集

初版 B5判 並製 128頁 2012年04月20日発行

ISBN9784787818935

定価:本体4,800円+税
  

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脳血管内治療の普及とレベルアップを目的に開催される「脳血管内治療ブラッシュアップセミナー」の演題をまとめたイヤーブックの第2号.セミナー演題のほか、脳血管内治療に関連する内科疾患や抗血小板療法など、この分野の医師にとって必須の知識を解説したコーナー、脳血管内治療のエキスパートによる「徹底討論 Enterprise VRD支援脳動脈瘤塞栓術」など、盛りだくさんの内容である.

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目次

CONTENTS
序 文  /坂井信幸・他 
執筆者一覧 

脳血管内治療ブラッシュアップセミナー2011
I CASは今?
 ①プラーク画像診断の基礎    /小林英一
1 はじめに   
2 各種プラーク画像の特徴    
3 頚動脈プラーク画像の今後    

 ②プラーク診断に基づくデバイス選択    /津本智幸 
1 はじめに   
2 EPDの選択    
3 ステントの選択    
4 症例紹介   

II 脳動脈瘤塞栓術,術者に求められるもの
 ①IC-Pcom動脈瘤の塞栓術    /石井 暁  
1 塞栓術の特徴    
2 適切なworking projection  
3 マイクロカテーテル誘導  
4 adjunctive technique  
5 コイル選択   
6 症 例   

 ②balloon occlusion test(BOT)のやり方と評価    /片岡丈人  
1 目 的   
2 方 法  
3 使用するバルーンの種類  
4 バルーンの位置   
5 評価法   
6 手技的合併症   
7 閉塞試験の結果に関する注意点 
8 筆者らの方法   
 
 ③母血管閉塞のノウハウ    /近藤竜史・他 
1 用 語   
2 各手技の実際   

III ステント支援脳動脈瘤塞栓術
 ①Enterprise VRD支援塞栓術の基本    /立嶋 智 
1 はじめに   
2 患者選択:バルーンアシストとステントの使い分け  
3 ステントの選択と留置法   
4 マイクロカテーテル操作とコイル塞栓術  
5 塞栓術中の注意点  
6 ステント支援動脈瘤治療と合併症 
7 おわりに    

IV 頭蓋内ステント併用脳動脈瘤塞栓術のすべて    
 脳動脈瘤におけるcomputational fluid dynamics(CFD)の応用
 ①─CFDを理解するための基礎的知識の整理─    /石橋敏寛・他  
1 CFDとは?  
2 パラメータについて  
3 動脈瘤のCFD解析で注目されているパラメータ  
4 症例提示   
5 おわりに   
 
 ②頭蓋内ステント併用脳動脈瘤コイル塞栓術における抗血栓療法の問題点    /早川幹人 
1 はじめに   
2 ステント併用コイル塞栓術における「標準的」抗血栓療法  
3 ステント併用コイル塞栓術における虚血性合併症   
4 ステント併用コイル塞栓術における抗血栓療法の問題点   
5 おわりに   

 ③頭蓋内ステントとFPD image    /今村博敏 
1 はじめに  
2 術前検査   
3 ステント留置後   
4 コイル挿入時   
5 治療後   
6 おわりに   

 ④Enterpriseの文献レビュー    /泉 孝嗣 
1 はじめに   
2 初期治療成績についての報告   
3 実験的研究からの報告   
4 特殊なステント留置の仕方,留置術後のmigrationに関する報告  

 ⑤Enterprise VRD支援脳動脈瘤塞栓術─覚えておきたいテクニック─    /新見康成  
1 semi-jailing technique   
2 ステントとバルーンの併用    
3 flow diverterとしてのステント    
4 その他のテクニック   

徹底討論
 ●Enterprise VRD支援脳動脈瘤塞栓術   
モデレータ(司会):坂井信幸,瓢子敏夫,宮地 茂
パネリスト:江面正幸,杉生憲志,寺田友昭,新見康成,兵頭明夫,松丸祐司,吉村紳一
症例呈示:松本康史,大石英則,藤中俊之,広畑 優

実践に役立つ! 知識のコーナー
 ●脳血管内治療成功のカギをにぎる 抗血小板療法マスター講座    /榎本由貴子 
テーマ 周術期抗血小板療法で用いられる代表的な薬剤の特徴
各薬剤の特徴①:アスピリン    
各薬剤の特徴②:チエノピリジン系   
各薬剤の特徴③:シロスタゾール   
各薬剤の特徴④:未認可薬   

 ●知っておきたい内科の知識   
Thema 1 頚動脈狭窄症と循環器疾患    /石村理英子 
はじめに   
頚動脈狭窄症と冠動脈疾患,末梢動脈疾患の合併    
頚動脈狭窄症治療時に留意すべき循環器疾患についての基本事項    
循環器疾患合併例のCAS周術期管理  
Thema 2 糖尿病と脳血管障害    /西村明洋 
糖尿病の診断基準,管理目標,治療概要   
動脈硬化性疾患における糖尿病診療の意義   
頚動脈狭窄症,頭蓋内動脈狭窄症,脳卒中全般と糖尿病の関連  
前述疾患における糖尿病の治療   

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序文

序 文
 脳血管内治療ブラッシュアップセミナー(Brushup Seminar of NeuroEndovascular Therapy:BSNET)は,脳血管内治療技術と機器研究会が運営する,脳血管内治療の最新情報の提供と教育を目的としたセミナーです.その内容は,ライブデモンストレーション,レクチャー,ラウンドテーブルディスカッションなどで構成されています.2011年は2010年に承認されたEnterprise VRDを中心に「頭蓋内ステントをもっと知る」をおもなテーマとしてセミナーを企画しています.
 ライブデモンストレーションに対しては,いろいろな意見があることを承知していますが,参加する医師,医療関係者にとって,ライブデモはほかに代えがたい多くのことを学ぶ機会となります.ライブデモ中も普段と変わらない治療を行う環境を維持する治療者とそれに協力する関係者が実施する限り,協力していただく患者さんにとっても,適応・手技が公開され,またエキスパートが治療中に適時術者に与えるコメントがよりよい治療結果を得ることにつながる可能性があるなどのメリットがあります.
 この『脳血管内治療の進歩2012~脳血管内治療―技術と機器の最新情報』は,BSNET2011で行われたレクチャーの内容に演者が加筆したものと,徹底討論「Enterprise VRD支援脳動脈瘤塞栓術」,知識のコーナーを合わせた内容となっています.徹底討論では,脳血管内治療のエキスパートによって白熱した議論が交わされましたが,その熱気を誌面からも感じ取っていただけるかと思います.また「抗血小板療法マスター講座」と「知っておきたい内科の知識」のコーナーは,『脳血管内治療の進歩2011』に引き続き,脳血管内治療医にぜひ理解いただきたい内容が盛り込まれています.
 脳血管内治療は今後もますます発展し,広がっていく分野です.このイヤーブックがBSNETの単なる記録ではなく,脳血管内治療のさらなる発展に貢献することを祈っています.

2012年3月
脳血管内治療ブラッシュアップセミナー 代表幹事
坂井信幸,瓢子敏夫,宮地 茂