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診断と治療社 | 雑誌詳細:診断と治療

診断と治療

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2025年 Vol.113 No.1 2025-01-07

胸痛−見逃さない,間違えない診断と専門医紹介

定価:2,970円(本体価格2,700円+税)

冊 

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次号予告

2025年 Vol.113 No.2 2025年02月発売予定
特集/栄養学の温故知新 今こそ知りたい栄養管理の最前線


今後の特集(予定)

Vol.113 No.3 特集/これで慌てない! 消化管出血マネージメント

Vol.113 No.4 特集/器質的疾患と心因性疾患を見極める 診断推論ストラテジー

Vol.113 No.増刊号 特集/検体検査のポイントとピットフォール 診察室にこの1冊

Vol.113 No.5 特集/在宅医療アップグレード2025

Vol.113 No.6 特集/いまさら聞けない 予防接種の正しい知識

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掲載論文

特集「胸痛―見逃さない,間違えない診断と専門医紹介のタイミング」

ねらい 阿古潤哉

総 論
胸痛をきたす疾患  陳 文瀚,園田信成,野出孝一 

胸痛患者をみたら:緊急性のある患者を見逃さない
 胸痛の診察フロー 緊急を要する胸痛の病歴―これは救急車を考慮  品川弥人
 緊急を要する心電図所見  小菅雅美

緊急を要する胸痛:救急車で転送が必要な場合
 急性冠症候群-STEMI-  杉崎陽一郎,大竹寛雅
 急性冠症候群-NSTEMI,UAP-  正木亮多,新家俊郎
 大動脈解離  坂倉建一
 肺血栓塞栓症(PE)  清水一寛
 心筋炎  髙橋昌寛,永井利幸
 たこつぼ症候群  明石嘉浩
 緊張性気胸  小川史洋

専門医への紹介も考慮する
 労作性狭心症の最新の知見と専門医紹介のタイミング  吉川将史,山口淳一
 冠攣縮性狭心症  石井正将,辻田賢一
 胸痛を伴う不整脈  里見和浩
 肺炎・胸膜炎  寺本信嗣
 胃食道逆流症(GERD),食道運動障害,胆石症  岡本 真
 胸壁由来の疾患  市毛博之,石田岳史,橋本正良
 心臓神経症  岸 拓弥 

トピックス
 INOCAの疾患概念  箸方健宏 
 ウェアラブルデバイスと医療DX  菊地泰基 
 POCUSが胸痛診療の質を上げる  山田博胤,松本力三 

臨床例
 救急外来に共通を主訴に受診し,自然気胸と診断した中年男性の1例  谷江智輝,小澤康太,神田弘太郎,藤川博俊 

原著
 がん関連静脈血栓塞栓症に対する直接経口抗凝固薬の使用状況と患者適正モニタリングの検討  石川雄大,髙木昭佳,加藤 敦 

連載
ジェネラリストのための咽頭のみかた
 のどにできものができた!  田中茉奈美
注目の新薬
 エヴキーザ®(エビナクマブ)  多田隼人 
弁護士が答えます! 法律相談クリニック
 オンライン診療の法的問題とは?  笹山桂一 

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ねらい

 胸痛は非常によくみられる症状でありながら多くの疾患と関連している症状である.緊急性の高いものが鑑別疾患に含まれるために,時には即時の対応が求められるし,時に全く重症でない患者を救急扱いしてしまうことも数多くある.胸痛患者の診察には患者の病歴聴取が特に重要で,その後の診断治療の速度感を大きく左右する重要なステップとなる.
 本特集では,主に一般内科医がクリニックで遭遇する胸痛という設定で,どのような症状の患者に緊急性があり,救急車での転送を考慮すべきなのか,また緊急ではないが専門医での診察を要するのかなどを,実際現場で診察しているエキスパートの先生に執筆をお願いした.胸痛をきたす疾患は,もちろん心疾患や大動脈疾患など緊急性の高いものもあれば,時に肺や消化器の症状であることもあるため,逆に一般医家の先生の腕の見せどころといった部分もあるかもしれない.しかし,いったん紹介するとなるとある程度のいい形での診断をしたうえで紹介できたほうが,もちろん紹介するほうもされるほうもよい診療が提供できるであろう.実臨床においては,どのような患者を救急車に乗せるかを悩む場面もあるかもしれない.このため,本特集では専門医への紹介の緊急度もわかるような形での特集になるようにまとまりをつけることとした.前半には救急車を呼ぶ必要のある疾患をまとめて特集し,その次にある程度時間的余裕をもって紹介すべき疾患をまとめている.実例も入れてあり,実際の診療に近い形での読み物になるよう心がけたつもりである.本特集が,読者にとって胸痛患者への診療の一助となり,さらなる自信を深めるきっかけになれば幸いです.

北里大学医学部循環器内科学
阿古潤哉

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2025年 Vol.113
No.1 特集/胸痛−見逃さない,間違えない診断と専門医紹介最新号
2024年 Vol.112
No.12 特集/これでわかる高齢者COPD診療
No.11 特集/外来で見逃さない危険な疾患,相談すべき症例
No.10 特集/総合的な診療能力を高める 診断推論戦略Up To Date
No.9 特集/ここが知りたいアルコール性肝疾患
No.8 特集/健康長寿社会に向けた疾患予防と治療戦略
No.7 特集/スキルアップ心不全治療-診断からフォローまで
No.6 特集/大きく変貌したリハビリテーション医療
No.5 特集/日常診療で診るCKD 乗り遅れないための最新情報
No.4 特集/Choosing Wisely 内科医の賢明な選択とは
No.増刊号 特集/よくわかる!精神疾患対応 これ1冊
No.3 特集/感染症を鑑別したあとは? 非感染性腸炎を見極める!
No.2 特集/ココが変わった 肥満症診療の最前線
No.1 特集/フレッシャーズからベテランまで いま知りたい心房細動治療
2023年 Vol.111
No.12 特集/NASH/NAFLDアップデート:患者数急増時代の実践ガイド
No.11 特集/頭痛診療の新たなステージ
No.10 特集/心筋炎・心膜炎,感染性心内膜炎を診る,治す
No.9 特集/動脈硬化性疾患・脂質異常症Update
No.8 特集/原因不明で経過する発熱,不明熱患者のみかた
No.7 特集/食道癌・胃癌・大腸癌,最近の診療を知る
No.6 特集/知っておきたい関節痛のみかた・考えかた
No.5 特集/甲状腺疾患アップデート:明日から役立つ最新知見
No.4 特集/虚血性心疾患:日常診療から専門医による治療まで
No.増刊号 特集/ポストコロナ時代の感染症診療
No.3 特集/日常診療における内分泌疾患
No.2 特集/外来通院患者に行う検査
No.1 特集/知っておきたい肝胆道疾患診療の最近の話題
2022年 Vol.110
No.12 特集/日常診療でみる二次性心筋症・全身疾患関連の心障害
No.11 特集/今おさえておきたい呼吸器診療
No.10 特集/心血管病の治療薬・予防薬の進歩
No.9 特集/歯周病が及ぼす全身疾患への影響
No.8 特集/患者指導,医師のこの一言が患者を変える
No.7 特集/消化管疾患と感染の最前線
No.6 特集/下部尿路機能障害(排尿障害)へのアプローチ
No.5 特集/認知症を取り巻く現状:バイオマーカー,根本治療薬ってなに?
No.4 特集/知っておきたい血栓予防療法のエッセンス
No.増刊号 特集/明日の診療に役立つ 消化器内視鏡これ1冊
No.3 特集/かかりつけ医からみた糖尿病診療
No.2 特集/続・診断困難な痛みに向き合うケーススタディ
No.1 特集/慢性便秘症診療の最前線