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診断と治療社 | 雑誌詳細:産科と婦人科

産科と婦人科

精選された情報満載読者各位にとって欠かすことができない情報をタイムリーに提供. 「生殖おもしろ話」・「外界事情」・「青い血のカルテ」・「産婦人科診療 私のコツ」など連載も充実.

抜群の読みやすさオール2色刷り.一目でキーポイントがわかるレイアウト.

充実したラインナップ日常診療の場で即役立つ「増刊号」を年各1冊発行.日進月歩で激変する医学界のキーワードを読み解き,読者各位の壮大な負託に応えるべく「産科と婦人科」は微力を注ぎます.

2022年 Vol.89 No.2 2022-01-18

早産と妊娠高血圧腎症:病因・病態生理−私はこうみる

定価:3,190円(本体価格2,900円+税)

冊 

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掲載論文

企画 石本人士

Ⅰ.早 産
 1 .研究の動向と今後の展望 / 中井章人
 2 .遺伝学的観点から / 秦 健一郎
 3 .前期破水・早産と血液凝固線溶 / 最上晴太・他
 4 .細菌叢の観点から / 漆山大知・他
 5 .頸管早期熟化の観点から / 大槻克文
 6 .無菌性炎症の観点から / 根岸靖幸
Ⅱ.妊娠高血圧腎症
 7 .研究の動向と今後の展望:10の疑問 / 大口昭英
 8 .絨毛細胞機能の観点から / 成瀬勝彦
 9 .アデノシンシグナルと妊娠高血圧腎症の病態機序 / 松井遥香・他
10.オートファジー抑制と妊娠高血圧症候群発症の病態論 / 中島彰俊・他
11.酸化ストレスからみた妊娠高血圧腎症の病態 / 松原圭一
12.妊娠高血圧腎症と血管新生関連因子 / 熊澤惠一

原 著
腹式単純子宮全摘術の術後合併症を予測する因子 / 長安実加・他

症 例
腹腔鏡下手術が有用であった大網妊娠の1例 / 井ノ又裕介・他
筋腫分娩様形態を呈した有茎性粘膜下子宮腺筋腫の1例 / 近藤好美・他
分娩前の画像検査で予見できなかった常位癒着胎盤の1例 / 山内諒子・他

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ねらい

 疾患の病因・病態生理の解明は,医学研究の王道であり,研究成果は診断法,治療法の開発,ひいては予防にもつながり得るものです.しかしその道のりは往々にして険しく,いまだに病因・病態生理が掴めない疾患も数多く存在します.
 母児双方の予後を大きく左右する早産と妊娠高血圧症候群は,産科学の2大研究テーマです.妊娠高血圧症候群は,かつて「学説の疾患」とよばれていたことが示すように,病因・病態生理に関して非常に多くの仮説が提唱されてきました.近年,関係者の多大なご尽力により新たな診断基準が臨床導入され疾患カテゴリーが整理されました.またこの20年余りの間に急速に進展した研究により,妊娠高血圧症候群のうち妊娠高血圧腎症(preeclampsia)の病態形成については,子宮らせん動脈のリモデリング不全とそれに伴う子宮胎盤循環での虚血・低酸素状態が基盤にあるとのコンセンサスが得られてきました.
 一方,早産は様々な原因に発し,医原性を除き,最終的には早期にアンタイムリーに起きる分娩という形に収束する症候群といえます.原因が多岐にわたりますが,各々の原因についての詳細な検討と共通項である分娩過程の究明が続いています.両症候群とも,病因・病態に関連した膨大な研究により様々な側面が明らかになってきましたが,まだ不明な点も数多く残されており,全貌を捉えたとは言い難い状況です.
 そこで本号では,早産と妊娠高血圧腎症という産科2大異常を取り上げ,エキスパートの先生方に進化,遺伝,細菌叢や炎症,酸化ストレスや免疫など様々な角度から,病因・病態を最新の知見に基づき解説いただくとともに,自由に論じていただくことにしました.2つの異常を同一特集で取り上げることは新しい試みではあります.しかし疾患の場は共通し,免疫機構など共通する部分がないわけではありません.両者をあえて対比することで新たな洞察が生まれる可能性にも期待しました.多面的に捉えることや,様々な筆者のご意見の中から,読者の皆様が日常臨床にも役立つ新たな気づきや研究のシーズを発見していただけることを願っております.

(東海大学医学部専門診療学系産婦人科 石本人士)

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2022年 Vol.89
No.8 特集/ここまで進んだ産婦人科関連の予防医学最新号
No.7 特集/産科診療の進む道-診療ガイドラインの先にあるもの-
No.6 特集/HPVワクチンのこれまでとこれから
No.5 特集/やせ・肥満と女性のヘルスケア
No.増刊号 特集/こんな時どうする?他科とのコミュニケーションガイド
No.4 特集/婦人科腹腔鏡下手術TLH/LM/LCの基本とコツ
No.3 特集/新型コロナウイルス感染症が産婦人科診療に与えた影響
No.2 特集/早産と妊娠高血圧腎症:病因・病態生理−私はこうみる
No.1 特集/外陰疾患 AtoZ
2021年 Vol.88
No.12 特集/少子化時代における就労女性の不妊治療
No.11 特集/変わる婦人科がん薬物治療
No.10 特集/帝王切開−明日からできる工夫と留意点−
No.9 特集/骨盤臓器脱(POP)のすべて−診断と治療の最前線
No.8 特集/卵巣 Up to Date
No.7 特集/婦人科がん機能温存治療のすべて
No.6 特集/OC・LEPガイドライン2020年度版を読み解く
No.5 特集/胎児モニタリング with Corona
No.増刊号 特集/画像!−エキスパート直伝 産婦人科画像診断−
No.4 特集/産婦人科医も知っておきたい歯科の知識
No.3 特集/QOLを考える
No.2 特集/これでわかる 婦人科稀少腫瘍
No.1 特集/最新産婦人科遺伝診療ABC
2020年 Vol.87
No.12 特集/女性のうつに強くなる
No.11 特集/着床を考える
No.10 特集/分子標的薬を極める−基礎から臨床まで−
No.9 特集/もう胎児付属物とはいわせない!−胎盤,臍帯,羊水−
No.8 特集/プレコンセプションケアってなに?
No.7 特集/異所性妊娠の最新診療
No.6 特集/婦人科がん臨床研究のトレンドを知る
No.5 特集/妊娠糖尿病の理解を深めよう
No.増刊号 特集/やさしくわかる 産科婦人科検査マスターブック
No.4 特集/産婦人科医も知っておきたい旅行医学関連の諸問題
No.3 特集/婦人科ロボット支援手術コンパクトマニュアル
No.2 特集/一から学びなおす 婦人科がん化学療法有害事象の管理
No.1 特集/早産!
2019年 Vol.86
No.12 特集/オフィスギネコロジーにおける脂質管理
No.11 特集/新時代の子宮鏡診療
No.10 特集/どうする 再発婦人科がん
No.9 特集/エキスパートに聞く 産婦人科超音波ABC
No.8 特集/漢方の今,これから
No.7 特集/広がる子宮内膜症の世界
No.6 特集/腹式広汎子宮全摘術のすべて
No.5 特集/無痛分娩・産科麻酔Update
No.増刊号 特集/新時代のホルモン療法マニュアル
No.4 特集/新時代に入ったがん・生殖医療
No.3 特集/どうする?妊娠合併婦人科腫瘍の管理
No.2 特集/妊娠高血圧症候群_PIHからHDFへ
No.1 特集/産婦人科医が押さえておくべき法・指針・医療体制