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診断と治療社 | 雑誌詳細:産科と婦人科

産科と婦人科

精選された情報満載読者各位にとって欠かすことができない情報をタイムリーに提供. 「生殖おもしろ話」・「外界事情」・「青い血のカルテ」・「産婦人科診療 私のコツ」など連載も充実.

抜群の読みやすさオール2色刷り.一目でキーポイントがわかるレイアウト.

充実したラインナップ日常診療の場で即役立つ「増刊号」を年各1冊発行.日進月歩で激変する医学界のキーワードを読み解き,読者各位の壮大な負託に応えるべく「産科と婦人科」は微力を注ぎます.

2024年 Vol.91 No.2 2024-01-19

産婦人科診療ガイドライン産科編2023改訂のポイント

定価:3,190円(本体価格2,900円+税)

冊 

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※価格は書店により異なる場合がございます.

https://www.m2plus.com/content/isbn/9784015209102
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掲載論文

企画 石本人士

1 .出生前検査としての染色体検査・遺伝子検査の実施上の注意点は? / 馬詰 武
2 .胞状奇胎についての注意事項は? / 田中博明
3 .頸管無力症など,流早産ハイリスク妊婦の抽出とその対応は?切迫早産の診断と管理の注意点は? / 冨松拓治
4 .常位胎盤早期剝離(早剝)の診断・管理は? / 山口宗影・他
5 .妊娠高血圧症候群の診断と対応は? / 入山高行
6 .単胎骨盤位の取り扱いは? / 光田信明・他
7 .帝王切開既往妊婦が経腟分娩(trial of labor after cesarean delivery:TOLAC)を希望した場合は? / 松岡 隆
8 .吸引・鉗子娩出術,子宮底圧迫法の適応と要約,および実施時の注意点は? / 兵藤博信
9 .分娩誘発の方法とその注意点は?分娩誘発を目的とした頸管熟化・拡張法の注意点は? / 牧野真太郎
10.子宮収縮薬投与時の注意点は? / 中田雅彦
11.産褥精神障害の取り扱いは? / 西郡秀和
12.急激に発症・悪化し,妊産婦死亡を起こしうる合併症は? / 早田英二郎
13.一絨毛膜双胎と関連する病態への対応は? / 石井桂介
14.出生直後の新生児呼吸循環管理・蘇生については? / 福嶋恒太郎
15.プレコンセプションケアにおける留意点は? / 長谷川ゆり・他

連 載
漢方よもやま話 第2回
桂枝茯苓丸 / 能㔟充彦

弁護士が答えます!法律にまつわるあれこれ
未成年から人工妊娠中絶の相談を受けたとき,何に気をつければいいの? / 秦 奈峰子

専門医・認定医をとろう!私の体験記 第8回
日本抗加齢医学会専門医(日本抗加齢医学会) / 尾臺珠美

原 著
ChatGPTは婦人科悪性腫瘍治療にどのように使用できるのか? / 隅野幹斉・他

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ねらい

 91巻1号に引き続いて,2023年に改訂となった「産婦人科診療ガイドライン」について特集を組ませていただいた.今回は産科編の特集である.
 2008年に初版が発刊された産科編は,版を重ね5回の改訂を経て,産科の日常診療に不可欠な存在となった.診療ガイドラインの目指すところは,エビデンスに基づく標準的医療の実践である.しかし,本ガイドラインはそれにとどまらず,初版の作成当初からコンセンサスと実行可能性を重要視した.これが,本ガイドライン普及の大きな力となったことは間違いない.
 2008年版は正味193頁でスタートしたが,2011年版は339頁,2014年版は394頁とCQ(clinical question)の項目数増加とともに,書籍としての厚みを増し,2017年版では449頁のピークに達した.2011~2014年版の作成段階からは,情報の肥大化が懸念され解説内容の簡潔化が図られるようになり,2020年版は384頁,2023年版は405頁と,情報量の割にコンパクトな書物となり現在に至っている.タブレットなどアプリでガイドラインをご覧の方は,以上の経緯など無用の情報とお思いかもしれないが,この簡潔化のプロセスで失われたものは知っておいていただきたい.それは改訂の経緯や背景知識の多くである.
 本特集では,新たに加わったCQや改訂部分に注意を要するCQを取り上げ,それぞれにお詳しいエキスパートの先生方に,改訂の経緯や背景を含め解説をお願いした.本特集が,「産婦人科診療ガイドライン産科編2023」の行間を補完し,読者のCQの理解と診療レベルの向上に,いささかでも貢献できれば幸いである.

(東海大学医学部専門診療学系産婦人科 石本人士)

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2024年 Vol.91
No.5 特集/女性のライフコース疫学研究[日本ナースヘルス研究(JNHS)]のすべて最新号
No.増刊号 特集/これでマスター! 最新 産婦人科ホルモン療法
No.4 特集/子宮摘出と機能障害・機能温存・機能再建アップデート
No.3 特集/婦人科がん化学療法の進化−最適レジメンと管理を考える
No.2 特集/産婦人科診療ガイドライン産科編2023改訂のポイント
No.1 特集/産婦人科診療ガイドライン婦人科外来編2023改訂のポイント
2023年 Vol.90
No.12 特集/婦人科外来診療レベルアップ−病状の評価分類と治療指針−
No.11 特集/子宮頸がんの包括的戦略
No.10 特集/血栓に強くなる−産婦人科診療に活かす最新知識−
No.9 特集/ウィメンズヘルスと栄養素・サプリメント
No.8 特集/これからの性教育−タブー視せずにポジティブに捉える−
No.7 特集/ここまで進んだ産婦人科領域の検査法
No.6 特集/「痛み」に強くなる
No.5 特集/時間の流れと産婦人科生物学
No.増刊号 特集/ここまでわかった産婦人科の病態生理
No.4 特集/保険適用になった不妊治療−できること・できないこと
No.3 特集/子宮体部悪性腫瘍の最前線
No.2 特集/超音波がもたらす産婦人科診療の新機軸
No.1 特集/産婦人科漢方ステップアップ−三大処方の次なる一手とは−
2022年 Vol.89
No.12 特集/月経困難症治療あるある
No.11 特集/産婦人科における素朴な疑問と解説(2)産科編
No.10 特集/産婦人科における素朴な疑問と解説(1)婦人科編
No.9 特集/プロゲステロン・プロゲストーゲン・プロゲスチン−黄体ホルモンのすべて
No.8 特集/ここまで進んだ産婦人科関連の予防医学
No.7 特集/産科診療の進む道-診療ガイドラインの先にあるもの-
No.6 特集/HPVワクチンのこれまでとこれから
No.5 特集/やせ・肥満と女性のヘルスケア
No.増刊号 特集/こんな時どうする?他科とのコミュニケーションガイド
No.4 特集/婦人科腹腔鏡下手術TLH/LM/LCの基本とコツ
No.3 特集/新型コロナウイルス感染症が産婦人科診療に与えた影響
No.2 特集/早産と妊娠高血圧腎症:病因・病態生理−私はこうみる
No.1 特集/外陰疾患 AtoZ
2021年 Vol.88
No.12 特集/少子化時代における就労女性の不妊治療
No.11 特集/変わる婦人科がん薬物治療
No.10 特集/帝王切開−明日からできる工夫と留意点−
No.9 特集/骨盤臓器脱(POP)のすべて−診断と治療の最前線
No.8 特集/卵巣 Up to Date
No.7 特集/婦人科がん機能温存治療のすべて
No.6 特集/OC・LEPガイドライン2020年度版を読み解く
No.5 特集/胎児モニタリング with Corona
No.増刊号 特集/画像!−エキスパート直伝 産婦人科画像診断−
No.4 特集/産婦人科医も知っておきたい歯科の知識
No.3 特集/QOLを考える
No.2 特集/これでわかる 婦人科稀少腫瘍
No.1 特集/最新産婦人科遺伝診療ABC
2020年 Vol.87
No.8 特集/プレコンセプションケアってなに?