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小児科診療

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2022年 Vol.85 No.9 2022-08-10

くわしく知ろう小児の機能性消化管疾患

定価:3,080円(本体価格2,800円+税)

冊 

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掲載論文

序 文  /工藤孝広 

Ⅰ.機能性消化管疾患の総論
機能性消化管疾患とは  /中山佳子 
Rome Ⅳの歴史と診断基準  /岩間 達 
Rome Ⅳ診断基準による小児機能性消化管疾患  /萩原真一郎 
Rome Ⅳ診断基準にない機能性消化管疾患:胃食道逆流症  /深堀 優・他 
警告徴候と消化管精査  /神保圭佑 
治療原則  /梅津守一郎 
基礎研究  /佐藤真教・他 

Ⅱ.小児機能性消化管疾患の各論:Rome Ⅳ診断基準
新生児・乳児の悪心・嘔吐  /井上泰輔・他 
新生児・乳幼児の腹痛・下痢  /佐藤友紀 
新生児・乳児の排便障害  /梶 恵美里 
小児・青年期の悪心・嘔吐  /近藤健夫・他 
小児・青年期の腹痛・ディスペプシア  /津村直弥・他 
小児・青年期の腹痛・下痢  /細井賢二 
小児・青年期の排便障害  /清水泰岳 

Ⅲ.小児機能性消化管疾患の治療
慢性機能性便秘症の治療について  /八木龍介・他 
機能性ディスペプシア  /横山孝二 
過敏性腸症候群の治療 多方面からの治療  /星 雄介・他 
機能性消化管疾患と心理的アプローチ  /田中恭子 

原 著
新潟県におけるRSウイルス流行伝播  /齋藤昭彦・他 
広島県内自治体間における子ども食堂への地理的アクセスの格差  /江原 朗 

症例報告
急性散在性脳脊髄炎で発症し,片側大脳皮質脳炎として再発した抗MOG抗体関連疾患の小児例  /梶本智史・他 

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ねらい

くわしく知ろう小児の機能性消化管疾患

工藤孝広  /順天堂大学医学部小児科学講座

 機能性消化管疾患は,腹痛や下痢,便秘,嘔吐などの消化器症状を呈するにもかかわらず,消化管の蠕動に起因した病態で器質的疾患を有さない疾患群です.腹部症状を呈する患者に対応することは,腸管は即座に観察することができない臓器であることから苦手と思う小児科医も少なくないと思います.機能性消化管疾患のなかでは機能性ディスペプシア,過敏性腸症候群,機能性便秘症などが有名なので初耳ではないと思います.しかし,他にも機能性消化管疾患に含まれている疾患は多くありますが,実際に学ぶ機会は少ないと思います.
 機能性消化管疾患の診断にはRome Ⅳ診断基準を使用しますが,それには成人の機能性消化管疾患のほかに小児は別項目で診断基準が作成されています.小児ではさらに新生児・乳児,小児・青年期の2つに分類され,それぞれの診断基準に沿って診断していきます.小児の機能性消化管疾患はおもに思春期で発症することが多く,心理的ストレスや不安,緊張などの心理的な要因,思春期であるために自律神経の不調を伴うことがあること,患者のみでなく家族との生活,学校など周囲との関係性にも影響を及ぼすことがあります.したがって,小児消化器専門の医師のみでなく,児童精神科の医師,臨床心理士,看護師などの多職種で診療にあたる必要があり,場合によっては学校との連携も視野に入れることも重要です.
 近年では機能性消化管疾患の病態に関して,特に脳腸相関に関連した基礎研究がすすみ,エビデンスが蓄積されつつあります.さらに腸内細菌叢と中枢神経機能との関連も注目されており,腸内細菌叢と脳,腸管の相互作用に注目が集まっています.
 本特集では,まず機能性消化管疾患の総論として,機能性消化管疾患の概論,Rome Ⅳ診断基準,疾患を鑑別するための徴候や検査,機能性消化管疾患の治療原則についてまとめました.次に小児のRome Ⅳ診断基準について,症状別で細かく分類されていますので,1つ1つについての診断基準を解説しました.また,機能性消化管疾患のうち機能性便秘症,機能性ディスペプシア,過敏性腸症候群についての治療を詳細に解説し,さらに機能性消化管疾患に対する心理的アプローチについても記載しました.つまり,小児の機能性消化管疾患に対する徴候,鑑別のための検査,診断基準,治療や介入について網羅的に学ぶことができるため,本号を一読することで小児の腹痛や下痢,嘔吐などの腹部症状に対する日常診療に役立つと思います.

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